最後は何もいらない、でも「甘いパン」を一つください

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友人と最後のお別れをした時に、みんな思い思いの物を一緒に棺に入れた。

私は、何も入れなかった。

何を入れていいか分からなかった。

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最後に一緒に入れて欲しい物は何ですか?

その一文がその後、自分に問いかけた。

3ヵ月ずっと考えた。

「持ち物は、何もいらない」

それがよく分かった。

でも、一つだけ一緒に入れて欲しい物があることも分かった。

それは、「甘いパン」

食いしん坊の私の大好物。

だから、夫と息子にも、

「最後に物は何もいらないけど、甘いパンを一つだけ入れてね」

と伝えたら笑っていた。

けれど、きっと覚えておいてくれるはず。

私が買い集めたり使っていた物は、全部すっきり処分して欲しい、事も伝えておいた。

そんな話、40代で元気な時に面と向かって家族と話す機会は少ない。

だからこそ、はっきり伝えておいた方がいいこともある。

「最後は何もいらない、でも甘いパンをひとつだけください」

それが私の最後に欲しいもの。

明日の事は、誰も分からない。

最後の日は、前触れもなく訪れてくるかもしれない。

でも、意思表示をしていたか否かは、残された親しい人にとっては大切。

特に「突然のさよなら」は、誰にでも起こりうる事だから。

友人は何も言葉を残してくれなかったけど、それが私には大きなプレゼント。

残りの人生の事、改めて考える「きっかけ」をありがとう。

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