片付けの目的は、人それぞれ。
片付けの方法も、数え切れない。
必ずしも整理収納の指南書通りに片付けが進むとは限らない。
本に書いてあるようにできないと、自分がダメな人だと思ってしまいそうになる。
片付けも挫折してしまいそうになる。
人生の最後まで残したい物について考えたことがありますか?
そんな時は、諦める前に、少しだけ考えてみる。
片付けよう!と思い立ったきっかけがあるはず。どんな小さな事でもいい、思い返してみる。
私の場合は、大きく分けて2つだった。
(1)自分の持ち物を減らしたい
もし突然の事が起きたとしても、残された家族に迷惑をかけない程度の量にしたかった。
(2)やり残した事を明確にして区切りをつけたい
憂いのない状態で今後をクリアに生きたいと思った。
だから、
「人生の最後まで残しておきたいと思う物」は何かを自分で知りたかった。
片付けは、掃除とは違う。
物と自分が向き合って、関係を見極めていく地道な作業。
誰かの整理術に当てはまらない事もある。
家族構成も違えば、趣味だって違う。好みの食べ物、子供の人数、生活スタイル、、、。
持ち物の数も種類も違って当然。本の通りにならいことは、自然なこと。
焦らなくていい。
一つ一つ、自分との関係に「片を付ける」
物だけではなく思いにも「片を付ける」
自分に問いかけてみる「人生の最後まで残したい物は何ですか?」
「片付け」は自分との葛藤。
物を片付けるだけなのに、心に痛みを感じる事もある。
そんな時に自分に問いかけてみよう。
最後の日まで、ずっと残しておきたい物は何ですか?
それは、あなたにとって本当に必要なものでしたか?
物と思いは切り離して、ゆっくり考えてみる。
心と向き合う時間、それが片付けの先にある。