
By: Studio Sarah Lou
12月、今年もあと残りわずか。
この1年は大きな変わり目の年となった。
先日合格発表があり、目標としていたある国家試験に無事に合格することができた。
合格までは、2年かかった。
1回目、昨年は不合格だった。
その時は勉強不足で無理だと分かっていたけれど逃げずに受験した。
逃げなかったことで「自分を信じてみよう」と思えるようになった。

その気持ちを持てたことが不合格で得られた最大のメリットだと思えた。
1年後の今年。
昨年の失敗をバネにして勉強続けた。
子育てが終わった春は暮らしも大きく変わって気持ちが途切れそうな日もあった。
猛暑の夏も必死に勉強した。体調も崩してしまって辛い時期だった。
何度も泣きそうになった。
その時に思った。
来年はこんな苦しい夏を過ごしたくない、と。
必死さは夫に何度も心配されるほどだった。
でも、逃げなかった。
逃げる選択肢は浮かばなかった。
当たって砕けて粉々になったとしても、自分を信じてみたかった。
試験当日。
昨年と同じ試験会場を選んでいたため昨年のような心細さはなかった。
試験会場に入る前に、敷地内のベンチで少し休憩して空を見上げた。
空は思った以上に美しく澄んだブルーだった。
これから人生の区切りとなる試験に臨もうとする不安な気持ちを振り払ってもらった気がする。
試験は波瀾万丈だった。
過去問で鍛え上げていたものの、新傾向の問題も多くあって手の汗が止まらなかった。
「今年もだめなのか、、」
絶望的な気持ちになりながら、問題を解いた。
私に今出来ることは、自分を信じることだけ。諦めることじゃない。
勉強に時間を費やした時間は、自分自身との戦いだった。
私を信じてあげるのは私自身しかいない。
1年前の自分とは違う。鍛えた自分は強くなっているはず。
難しくて解けない問題も、そう心で言い聞かせて戦うしかなかった。
試験が終わった時には「落ちた」と思った。
そう思ったと同時に「来年への課題」がすごく明確になって、勉強方法の改善策を考えながら会場を後にした。
私は負けない、逃げない。
心がまっすぐ素直にそう言っていた。
試験が終わって落ち着いてから自己採点。
2年頑張ったけれど今回もダメだったと思いながらの自己採点はこんなに心が乱れるものなのか。
苦手分野から自己採点を始めたのだが、採点結果は予想外だった。
いや、予想をはるかに上回る点数で「採点ミスではないか?」と何度も自分の目を疑った。
合計を出す時に手が震えた。
何度も確認した。自己採点の点数は合格予想点を大きく上回っていた。
それが分かった瞬間に涙が一気に溢れてきた。
頑張った私がそこにいた。
自分と同じだけれど、もう一人の自分がその中にいるような気がした。
それでも合格発表の日は落ち着かなかった。
もし回答ミスをしていたらどうしよう、、そんな弱気が見え隠れ。
合格者番号の中に自分の番号を確認した時にやっとホッとした。
やっとその先へ進めると、希望の光が見えたような気がした。
合格発表の後日、合格証が届いた。
合格証だけではまだ仕事には役立たないけれど、私にとっては「頑張った証」
今後は研修などを受けて資格登録をする予定だ。
その「国家資格を持っている人」になるのはまだかなり先になるけれど、人生の新しいスタートラインに立てた気がした。
自分を信じることが出来て良かった。
そして、私は次のスタートラインに立っている。
自分と一緒に次の新しい目標に向かってまた頑張ってみたいと思う。
私には私がいる。信じられる自分という友がいる。誰も信じてくれなくても私は私を信じることができるから。
人生は何歳からでも再スタートできる。
それは私自身に教えてもらえた大切なことだから胸に刻んでこれからの人生を歩んでいきたい。