今週、クレジットカードを1枚解約した。
ホームセンター系の年会費無料のカード。
マンションを購入した当初(もう10数年前)に作った物だ。
現金決済でも割引してもらえるカード、引落し口座は夫名義にしてあったが、クレジット決済は1度しただけだと記憶している。
使っていないクレジットカード、年会費無料だからと言ってそのまま放置していませんか?
そのカード、今年に入ってから急にセールスの電話が増えた。
最初は、よくある事だと思う程度だったけれど、この1ヶ月は何度もかかってくる。
それも、夕食準備中とか土日午前の忙しい時間とか、在宅時間を狙ってまたか!というくらい頻繁なのだ。
とうとう堪忍袋の尾が切れて、電話口で文句を言ってしまった。
セールスの人は、たぶん時給で雇われている人だろう。
とりあえず電話かけています、感がすごい。
毎回かかってくる人は違うのだけれど、セールス部門のマニュアルは一緒だろう、同じその雰囲気に嫌気がさした。
時給で働く身は、私自身も同じだから、十分承知の上だ。
その人が悪い訳ではないこと、よく分かっている。
それでも、プロ意識のない「とりあえず順番に電話かけています」感に我慢ならなかった。
電話で不快感を伝えて、カードは解約することにした。
現在、私はそのホームセンターを利用していない。
夫が月1回ぐらい通っているのでカードを渡しておいたのだが、掲示で現金割引の優遇は全然使っていないそうだ。夫自身も私からそのカードを預かっていることを忘れていたらしい。
と言うことで、めでたくそのカードが不要になり、翌日解約手続きの電話を入れた。
解約手続きはとっても簡単だった。
よくあるような、050等の有料番号で長い時間待たされることもなく、すぐ電話は繋がり、手続きも口頭だけ。たった3分で終わった。
あまりにあっさり解約できたので、「何か書面の解約完了通知などはありますか?」と聞くと郵送してくれると言う。
解約通知も申込した後に、気になっていた事を聞いてみた。
「カードは解約したので、登録情報は削除されますよね?」
相手の答えは、
「登録は削除され今後当社からの案内電話はありませんが、履歴データは削除できません」
やっぱりだ、、。
そうなのだ、カードを解約したからといって、カードを申込した事や利用した事実は消えない。分かっていたけれど、一応聞いてみた。
カードの解約は、クレジットカード・会員カード、手続き方法もそれぞれ違う。
解約後のカードを返送する必要がある所もあれば、電話が通じるまでに何十分も待たされる所もある(←そんなカード会社に限って新規申込時は発行がやたら早く、与信も多くつけてきたりするから要注意!経験あり)
登録内容は、解約しても相手の手中にある。
個人情報保護法があるから表だっては使えないだろうが、本当にデータが削除されたかどうかを私自身が確認出来る余地はない。「データは削除されました」の一言はどこまで信じられるのだろう?
現金orカード 「昔の生活に戻りたい」けれど「今の生活が昔と違っている」という事実は否定できない
とは言え、私は現在もクレジットカードを持っている。
なるべく使わないよう努力をしているが、使った方が便利な場合もとても多い。
現金が一番だけれど、そうでない場合もある。
昔の生活に、クレジットカードはなかった。
クレジットカードを減らし始めて、気づいたことだけれど、昔の暮らしと今は同じではない。
スマホも電子マネーも、コンビニだって私の田舎には無かった。
その暮らしと同じ暮らしではない今、同じ暮らしをしようとすることにも無理があると感じ始めている。
シンプルでミニマムな暮らしが理想だけれど、そういう行動を起こしてみたら窮屈を感じることも最近増えてきたように思う。
ただし、現金メインの生活にしてから、家計の無駄遣いは確実に減った。
今手元に残っている現金が、そのまま残金という生活はとても気に入っている。
家計に関してはこのまま続ける方が私にはメリットが大きい。
逆に、私の個人的支出に関しては、カードを利用した方が管理しやすいことも分かった。
現金とカード、どちらも便利。
現金は利用履歴は残らない、その分、不便な時もある。
便利さと不便さ。
時々惑わされてしまう。
惑わされない人は、現金派だろうか??
迷える私は、両方どちらも選べない。
もう少し、じっくり向き合う必要がありそうだ。