「眠る時間を増やしたら人生が変わるよ」と言われたら、50代のあなたはどう思うだろうか?
睡眠時間を多少増やしたところで何が変わるのか?と最初に思うのは普通のこと。
でもそう思ったあなたは実際に睡眠時間を継続的に増やした経験があるだろうか?
私はその経験がある。だから分かる。
「眠る時間を増やしたら人生が変わるよ」という言葉は嘘とは言い切れないことなのだ。
私は無理したことがきっかけで体を壊した。その時に治療が必要な睡眠障害も起こしてしまった。
体の治療と合わせて、初めて睡眠障害の治療を継続的に受けてみて「睡眠の大切さ」を嫌というほど知った。
体にとって睡眠は大切。でも大人はその大切な睡眠時間を自分で削ってしまう。
無理すれば削ることができる時間だから、削ってなんとかなっていればそれで問題ないと思ってしまう。
私もそう思っていた。睡眠時間を削っても成し遂げたいことがあったから。
だけど、体を壊し、睡眠障害になり、それを治療して痛感した。
睡眠時間を継続的に増やすことは、すべてのパフォーマンス向上に繋がることを。
その暮らしに慣れると、
反対に、睡眠時間を減らした日のパフォーマンスのガタ落ちっぷりと酷さを痛感することを。
以前睡眠時間を削って暮らしていた私は、こんな脳の状態で1日を過ごしていたのかと。
意識も気力も体力、回復と向上には「眠る時間」がこんなに大切だったなんて。
睡眠時間を増やしたら「人生が変わる」という言葉、今なら私は信じられる。
50代、やることがいっぱいで終わらないことが山積みで、その重い荷物を抱えるような毎日は形は違えど皆同じ。
だからお願いだ。もっと眠って欲しい。もっと眠って変わる暮らしを体験して欲しい。
もし時間を戻って5年前の自分に会えるなら必死で伝えたい。
眠れよ眠れ、もっと眠れ。
睡眠時間を削ることは命を自分で削っていることと同じ、命を削ぎ落としていることと同じ。
だからお願いだ。眠って欲しい。5分でも10分でも多く。
そのわずかな睡眠を増やす努力をすることが「あなたの人生を変えるきっかけ」になってくれるから。
脳を休ませる時間がどれだけ大切なことか、眠って眠って知って欲しい。
眠れよ、眠れ。もっと眠れ。
睡眠時間を削ってもこのままで人生を変えることはできないことを、5年後の私は知っているから。