この1年、あれこれトライしてきた家計簿。
10数年Excelで管理していたが、子供の成長と共に項目や予算も変化し、家計簿の付け方自体を変えようと試みていた。
Excel⇒スマホ家計簿アプリ⇒毎月1枚だけの手書き家計簿へと試行錯誤して1年ちょっと。
今週、その成果を数字で実感できたのだ!
いろいろやってみた成果は着実に出ている。今までの過程は無駄ではないと思えた。
自分に合った家計管理をしていますか?ただ記録することだけが家計簿の役割ではない
私は夫婦で家計管理を分担している。
夫がメインのお金を管理し、私は流動的なお金の担当。
夫婦共同で家計管理をしている家庭がどのくらいの割合かは分からないが、共働きが増えた現在なら割合は昔より上がっていると思う。
家計に関してはシビアに分担額は決まっている。
予算は毎月限られているけれど、子供はどんどん成長して、固定費も流動費も年々増えるばかり。
時々、夫婦で話し合って流動費については以前より予算を多くしてもらっている。
私が毎月預かる金額は一定だ。
年末年始、盆正月、帰省があってもなくても同じ。
つまり、毎月カツカツに使い切っていては予算割れとなってしまう。
家計簿改革を始めようと思ったきっかけは「予算を残せる家計になりたい」と思ったこと。
家計簿はずっと付けているから、おおよその予想はつく。
1年のうちには家計にも波があり、不足するときは自分のお金で一端立て替えて、予算が残る月と相殺していた。年間を通すと大きな立て替え残高は残らず、トントンの家計簿。
でも、これではいけないと思ったのだ。
時々立て替え額を記録し忘れたり、自宅の仕事用支出と混在してしまう事が増えたからだ。
理想は、「完全予算内」
そうして、年末総決算で数万円現金が残るのが理想。
貯蓄は夫担当、でも安心はできない。世の中何がおこるか分からない。
前置きは長くなったが、手書き家計簿に変えて約1年。
家計簿を付ける目的は人それぞれ。
私の目的は、細かく記録することではなくて、「残金をしっかり作ること」
その残金が見やすく&把握しやすければいい。本当にそれだけでいいのだ。
だから、ルーズリーフ1枚の手書き家計簿でも大丈夫だった。
今、手元に残っている現金残が分かること、大切なのはそれだった。
手書きの良さは、何だろうか?。
Excel家計簿やアプリに入力するのとは、また違った感覚がある。
レシートを見る時間が長くなるからだろうか。
大まかな項目に分けて使った金額を書いて行くだけで、殆ど買物の詳細は書かない。
それそれの項目の縦計を家計簿スタート日の現金残と差し引けば、本来残っているはずの現金残が分かる。
手元に実際残っている現金と、その金額を照らし合わせればいいだけ。
数ヶ月やってみて、最大2000円程度の差しか出なかった。
細かな数字は気にしないことにした。なぜなら、家計簿の数字はあくまで概算。人間だから書き間違いやモレだってある。
自分を責めてしまう家計簿は絶対続かない。
とにかく、手元に残っているお金が今月使える金額だと可視化することが大事だと思った。
その後、家計簿はさらに進化して、頂き物の手帳に数字だけ記入するスタイルになった。
ルーズリーフ家計簿も優秀だったけれど、手帳なら日付を書く必要がない。
支払先や項目はなるべく書かないから、捨てる時も気にならない。
月間集計は夫も見られるようExcelに年間シートを1枚作ってあるから、Excelの欄外で合計出せばいいだけだ。
項目も書かない、集計もしない。
果たしてそんな家計簿でも成果は出るのだろうか??
大丈夫だった。
そんな家計簿でも成果はしっかり出た。
家計簿改革スタート時に、自動引落しのある口座に毎月多めに入金するようにした。
水光熱費などの引落しもある口座だから引落額が一定ではない口座で、ずっと面倒だと思っていた口座だった。
メイン口座とは違い、残高は計算してから入金する方式だった。
それをやめて、前年の引落し総額から1ヶ月分を計算して、ほんの少し多めに入金する事にしてみた。
1年が過ぎ、今週その残高から夫予算分を差し引いてもらい、私担当分の残高を出してもらった(夫名義の通帳なので私は管理していないため)
すると、、
なんと、「約7万円の残金」を作る事ができた!
特別に節約はしなかった。手書き家計簿に変え&口座入金額をほんの少しプラスして入金しただけのこと。
夫との共同管理だと預金残は把握しにくい。
年間収支のExcel合計とは違う金額だったけれど、リアル残金がしっかり残り始めていることが実感できてすごくうれしかった。
これには貯蓄担当の夫も驚いていた。
その7万円、どうしたかと言うと、、
見なかったことにして、また思い出したときに計算してみようということにした。
家計に現金7万円を戻してもらった方がいいかとも思ったが、それだとあっさり使ってしまいそうで有難さが消えてしまう。
また、忘れた頃に金額を計算して、喜びを再び味わった方がもっと頑張れそうな気がしたのだ。
7万円を多いと思うか?少ないと思うか?
きっちり家計管理ができている人には少ないと思えるかもしれない。
でも、去年まで使い切っていたはずのお金が7万円も残った事は私には大きな事だ。
流動資金=使い切って良い、として預かっていた予算をしっかり残すことができたこと。
手書きルーズリーフ1枚の家計簿の効果を実感した。
今年は頂き物の手帳に変わった家計簿。来年はまたルーズリーフ1枚に戻ったって良い。
きっと家計簿を付けるアイテムは、何でもいいんだと思う。
家計簿は、何を知りたいのか?どう改善したいのか?
それが1番大切なのだ。
手書き家計簿は、ただ書いているのではなく、手を動かして数字を書くことで、本来の家計簿の目的が書く度に明確になっていくような気がする。
私には、手書きシンプル家計簿で現金管理が1番合っているようだ。
人にはそれぞれ合う家計簿と合わない家計簿がある。
自分にあう家計簿は、必ずしも見栄えが良い物ではないかもしれない。
でも、見栄えは気にしなくてもいいのでは?
大切なのは中身。
中身が1番、大切。
あとはコツコツ継続していくと、していけるよう努力すること。
地味な私の手書き家計簿が、何だかピカピカして見える。
ちょっとうれしい出来事だった。