北海道での夏休み。
ゆったり、のんびり。
旅の予定は細かく決めず、ザックリなスケジュール。
観光はしない。
飛行機、ホテル、レンタカー、基本の予約だけは確実に。
大きな湖を眺める立派なホテルで、何もしない休暇を楽しんだ。
広い空間と、新鮮な空気。
手間を惜しまず作られた美味しい料理。
東京より10度低い気温のおかげで夜もぐっすり眠れた。
雨も深い霧も、見た事のない風景だからこそ心が休まった。
私は田舎育ちだが、実家近くの自然を見ても心は落ち着かない。
いろんな思い出も一緒に見えてしまうからだろうか。
旅は、予約をする段階から何かと手間はかかる。
家族の予定を合わせ、意見を寄せ合う。
それさえ乗り越えれば、
心休まる時間が待っているのだ。
初日以外はお天気に恵まれた。
散歩、読書、プール、ゴルフなど、家族それぞれの希望は叶った。
活発な夫は、もっといろいろ移動したかったらしいが、
東京で疲れきっていた私は、何もしない贅沢を感謝した。
息子も、久しぶりにプール三昧。
初めてのルームサービスにも喜んでいた。
こういう旅もいいね、
といい笑顔を見せてくれた。
反抗期が終わってくれて本当に良かった。
そうでない時期は、夏旅も微妙な時間だったから。
旅はいいものだ、と改めて思った。
我が家の夏旅は、毎年、一年の半分折り返し地点になっている。
東京に戻ればまた普通の日常が待っていた。
最終日は帰りの飛行機に乗りたくないくらいだった。
すでに、普通の日常。
仕事も家事も待ってはくれない。
それでも、私の中で何かが切り替わった気がした。
全く知らない土地での数日間。
ホテル暮らしの非日常。
夏旅に感謝。
雄太な北海道に感謝。
これから、また頑張ろう。