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【旅と片付け】 視界を「遠く」まで広げてみると、違う世界が見えてくる

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旅は、日常から少し自分を遠ざけてくれる。

ほんの少し違う場所に移動するだけなのに、一気に非日常が待っている。

旅に出ると、視点が変わるのが好きだ。

長い旅でなくてもいい、日帰りだっていい。

都会に住んでいたら自然の多い所へ、また自然の多い所に住んでいたら都会へ。

今の生活環境と逆の世界へ身を動かしてみると、短時間でもそれを実感できる。

夏旅で気づいた「遠くの風景」を見渡すことで心がクリアになるすっきり感

昨夏、軽井沢と蓼科へ2泊3日の旅をした。

取り立てて、特別な旅ではなかったが、

ある風景を見たことが、その旅を特別なものにしてくれた。

それは、道の駅で休憩した時に、

そのレストランのテラスから見えた景色だった。

山も川も取り立てて起伏がない平地が、ずっと遠くまで続いていた。

田畑が青々と広がっているどこにでもあるような、のどかな風景。

視線の一番先は、数キロ先だろう。

まっすぐに、ただまっすぐに視線を伸ばせる。

 

はた、と気づいた。

私はいつも、近くしか見てない。

視線を最大限に伸ばして遠くを見たことが、最近あっただろうか。

遠くの景色のその先を見ていただけだったのに、

視線を近くに戻した時に、今までとは違う感覚になった。

 

何とも言えない、新しい感覚だった。

ただ平らに続いているだけの景色が、昨夏の旅の一番の収穫になった瞬間だ。

この感覚を、忘れたくない、と思った。

 

旅から戻れば、また日常が待っている。

あの時の、「遠く」を見続ける感覚が恋しくなる。

 

それ以来、電車でも歩いていても、一番遠くを探している。

最初は、都会の暮らしでは遠くを探せない、と思った。
でも違う。

ビルとビルの間の通りの先や、電車の車窓から見える遠くの木々。

都会にも遠くは沢山あるのだ。

 

いつもの風景の中に、「遠く」は必ずある。

見えていないだけ、見ていないだけ

手元ばかりを見ていた頃とは、まるで違う風景だ。

 

試しに、手元から目線を上げて、

一番見える限りの「遠く」を探してみて、欲しい。

視線の一番遠くに何が見えるだろうか。

いつも見慣れた景色の中にも「遠く」は必ずある。

 

日常になり過ぎていて分からないだけ。

遠く」をみると、何か心がクリアになる気がする。

 

モヤモヤした気持ちが、一旦どこかの引き出しに、しまわれるような、そんな感覚。

何かがすぐに解決する訳ではないが、一旦気持ちを切り替えられる。

 

やってみるとわかる。「遠く」を見ようとすると、背筋が伸び、顔が上がり、大きく深い呼吸になる。

 

手元ばかりを見ていた時と、体に取り込める酸素の量が違うのだ。

だからだろうか、

見慣れた日常の風景も「遠く」を見ることで視点が変わる

遠くを見ると、今までの視点を変えられる。

同じ状況下であっても、一歩引いて広い視点からその事を見る事ができる。

視点が変わると、違うものも見えてくる。

「遠く」を探すことで、「近く」が良く見えるようになるのだ。

 

旅は、いろんな事を気づかせてくれる。

この夏の旅は、何を見せてくれるだろうか。

もっと遠くが見たくて、それが見える場所に行く予定だ。

 

夏旅は、もうすぐだ。

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