先日、洗面所のお掃除をした。
三面鏡になっている洗面所ミラーの裏は全部収納。
そこを片付けていたら、ジュエリー用クリーナーが出てきた。
正確には、その場所にずっと置いてあったのだ。
毎日鏡収納は開けるのに、目にも入ってこなかった水色の箱。
アクセサリーのお手入れしていますか?今の自分に似合っていますか?
その水色の箱はアクセサリー用のクリーナー。
使っているのは液体に浸すだけでシルバーのアクセサリーもキレイになる。
こういうタイプのものだ
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置いたのは自分だから、存在は忘れていない。
でも風景になってしまい視覚に入ってこない物。
私は高価なジュエリーは持っていない。
ピアスもしていない。
指輪もしない。
唯一、時計とネックレスだけは使っている。
ネックレスは自分のお小遣いで買ったものばかり。
夫や親から貰ったものは、普段全然使っていない。
普段使いのチープなジュエリー達でも、お手入れをすると綺麗に保てる。
ただし、前回クリーナーを使ったのがいつだったのか全く思い出せない。
シルバーのくすみや黒ずみが出てていて、お手入れをしなければ、とはずっと思っていたのだ。
しかし、「先延ばし」していた。
「先延ばし」していた事さえ、忘れかけていた。
先延ばしの理由は、ちゃんとある。
もう自分に似合っていなかったり、
チェーンが切れて使えなくなっていたり、
身に付けた時に首に当たって痛くなったり、、。
そんなネックレスが何本かあり、考えるのも面倒に思えて、そのままだったのだと思う。
洗面所掃除を中断して、アクセサリーを全部明るい所で広げてみた。
チェーン部分が壊れている物が、3本出てきた。
1本ずつ向き合ってみたが、どれも有料修理に出してまで使い続けたいとは思えなかった。
そして、じっくり見ても「過去の出来事」しか思い出せなかった。
ジュエリークリーナーを使わなかった理由は、気持ちと向き合う事を避けていたからだ。
一部のお手入れをしても、その「使わない数個」が心に引っかかる。
何か大きな出来事があったとかではない。
それを身に付けていた頃の自分と、今の自分の違いを感じてしまうのだ。
自分でも、明確な言葉で表現できないが、
これから先の時間を共有できる物とは違う、、、そんな感覚。
3本とは、すっきりお別れすることにした。
更に勢いが付いて、ロングパールのネックレス(もちろんフェイク)も処分決定。
このロングパールは、デパートで買ったものだが、実際使ってみると自分にはもっと粒の小さい物の方が似合うと分かり、もう一つ小ぶりのロングパールを買い直した失敗談付き。
数回しか使っていないし、何かの時に使えるかと取っておいたが、そんな「何かの時」はやってこなかった。
4本のネックレスは、いろんな思い出と一緒にさようなら。
いろんな経験をさせてくれてありがとう。
お別れするものにも、「出会った役割」があった。
だから必ず感謝して、お別れする。
気分スッキリして、ジュエリークリーナーで残りのネックレスをお手入れした。
見違えるように輝きを取り戻し、またアクセサリーボックスに戻す。
もう、使わないアクセサリーはない。
全てがお気に入りかどうかの判断は、キレイになった状態で使ってみてからゆっくり考えよう。
洗面所のお掃除も、第一弾が終わった。
洗面所は、意外に私の弱点が隠されている事が他にも判明。
そのことは、またの機会にお話ししたい。