春に髪を短く切ってから、いろんな気づきがあった。
良い事、悪い事。
今回は、悪かった方の話をしたい。
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短いショートボブの現在、日々とても清々しい気持ちで暮らせている。
もっと早く髪を短くしなかったのだろう、、と悔やまれるくらい。
髪型を変えてから3ヶ月も経ったのに先週もまた職場で声をかけてもらった。
「ショートボブ正解ですね、すごく雰囲気が変わって見える」
いろんな憶測すると良くないから、素直に褒められたとして受ける事にしている。
夏服に切り替えたから、余計さっぱり見えたのかもしれない。
持っている洋服は、毎年ガラリと変わる訳ではない。
もちろん、中身の自分も同一人物だ。
それなのに、髪型が大きく変わると映る印象がガラリと変わる。
自分でも通りすがりの鏡をみて、その事を実感中。
他人目線を第一に考えて髪型を変えたなら、それは狙い通りなのだろう。
私の場合は「自分の心」に従って短くしただけ。
誰かに与える印象を変えよう、という気持ちは全くなかった。
そして、ハッとした。
私はこの10年、ほとんど似たような髪型をしていた。
白髪が気になって美容院に行く回数は10年前より増えたのに、髪型を大きく変化させてみようと思った事はなかったのだ。
数年前、それ以上前から私を知っている人にとっては
「それが私」
印象はずっと同じまま。
でも、老化はどんどん加速している。
加齢のスピードが上がっている事を自覚していながらも、髪型は一緒だった。
つまり、老化だけを際立たせてしまっていたのだ。
体型もあまり変わらなかったから、その事に気づかなかった。
アラフィフ主婦の私は鏡に写っている自分に、いつのまにかフィルターをかけていた。
肌のくすみ、シワ、しみ、増えてしまったホクロなど、、。
毎日見ていると大きな変化は感じない。
鈍感になっていく。
いつ見ても鏡の中の顔は、同じようにしか見えなくなっている。
しかし、そのフィルターは、
「他人には通用しない」
ストレートな他人目線は、変化が著しい場所を的確にとらえる。
何年か振りに会った友人や、
子供が小さかった時の知り合いに偶然バッタリ出会った時など、
「この人、老けたな~」
「あれ?こんな雰囲気の人だったっけ?」
「前はキレイだったのにな、、」
など、アラフィフ世代なら、誰でも一度や二度、心の中で声がしてきた経験があるはずだ。
髪型も服装もほとんど変えていないなら、他人がそう感じる度合いはもっとアップするだろう。
髪を短くするのがいいとか、そういう話ではない。
鏡に写る自分には、知らず知らずのうちにフィルターをかけている。
見慣れた景色や、見慣れた部屋と同じこと。
この10年、ほとんど同じ髪型をしていた私は、今回髪が短くなったことでその事を知った。
フィルターは、そう簡単には外せない。
部屋の片づけと一緒で、意思と意識がそこに向く必要がある。
ショートボブになったことで、今まで気付けなかった事を知った。
これは悪い事ではない気がするが、でも髪を切らなかったらそのままだったはず。
老化を気にしているのに、自分で自分を老けて見せていた。
もっと早くこのことに気付けていたら良かったのに、と思う。
髪が長くても、短くても、大きくヘアスタイルを変えなくても雰囲気を変える事はできる。
ショートボブにして良かった話は、また次の機会にお話ししたい。