夏服を3枚減らした後に買ったのは、洋服ではなくて「ロクシタンの香水」

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2016-06 verveine

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今年の夏も着る予定だった洋服を3枚減らした話は先日書いた通り。
(パンツ1枚、トップス2枚)

その後、洋服が欲しくなるかと思ったら、欲しくなったのは別の物だった。

 

洋服ではなく、「香り」が欲しくなった。

 

梅雨に入る少し前だったから余計そう思ったのかもしれない。

自分に似合う「香り」を持ちたいとずっと思っていた。

 

香水を最後に買ったのは、いつだったろう。

息子が生まれる前だから、かれこれ15年以上は買っていない。

 

その当時、大好きで買っていたのは、

エスティーローダーの「プレジャーズ

本当に大好きな香りだった。

 

アラフィフの今は、これとは違う香りを求めている。

洋服の枚数が減るのと反比例して、自分に似合う香りが欲しいと思うようになった。

 

素敵なマダムは、香水の香りがする。

でも、香りが強すぎるのでは?と感じる場合が多い。

 

今の私が求めているのは、そういう香りではなくて、

身にまとうことで気分転換できたり、リラックスできるような香りだ。

 

できれば、近くにいる人に強い印象を与えずにすむような柔らかさがあり、

でも、優しい雰囲気だけ残せるような香り。

 

なかなか、そういう香りに出会えずにいた。

 

ところが、偶然は突然やってくる。

 

先月、学校行事のお手伝いをしていた時に、ふと隣にたった方の香りに引き寄せられた。

 

柔らかさの中に爽やかさと和やかさがあるような香り。

思わず、近くに寄りたくなるような大好きな香りだった。

 

失礼かと思ったが、大好きな香りがするその秘密を聞いてみた。

 

ロクシタンのヴァーベナですよ

優しい笑顔で答えてくれた。

 

その方はお仕事の関係で強い香水を身に付けられないけれど、

ふんわり香るロクシタンのヴァーベナがお仕事の邪魔にもならず、

暑い時期も自分が爽やかに過ごせるようになった、と話してくれた。

 

「何度かお仕事中に、良い香りですね、と言われたことがあるんです」

と笑っていた。

 

学校の役員もやってみるものだ。

意外なご褒美が待っていた。

 

好きな香りを見つける事は、なかなか難しい。

デパートの化粧品売り場で香水を探しても、周りの香りの強さのせいで本当に自分に似合うかどうか分からない。

 

強すぎず、弱すぎず、優しくて爽やかで、自分が気持ち良くいられる香り。

 

早速、ロクシタンでヴァーベナを買った。

ロクシタンのヴァーベナは、オードトワレ。

 

最初は、爽やかなレモングラスのような香りがして、

時間が経つにつれて、優しいヴァーベナの香りに変わる。

オードトワレの香りは、4~5時間しか持続しない。

私には、そのくらいの方がちょうどいい。

 

きっと、「この香り大好き」と横に立った方の香りを感じたのは、つけて数時間後、このヴァーベナの香りになっている時だ。

お店で試した時には、レモンの柑橘系の香りがした。

 

たぶん、何も知らずこれだけ試したら、その中にある大好きな香りが分からなかったかもしれない。

 

先週と今週は勤務の仕事が続いた。

通勤で朝から汗もかいたが、出勤時にその事が気にならなかった。

優しいその香りのおかげ。

 

数年前まで、香水が欲しいなんて思うことがなかった。

その時より洋服の枚数は半分ぐらいになってしまったが、心は豊かになっている。

 

選択肢もどんどん変わり、求めるものも以前とは違う。

 

今の自分に似合う香りを見つけた事が一番うれしい。

 

数年経てば、欲しい香りも変わるだろう。

でも、今を生きているから、今「好き」と思えるものを持っていたい。

洋服も持ち物も、そういう感覚で選択していくのが私に合っているようだ。

 

 

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