あなたは「夢」を持っていますか?
50代、今の自分の正直な「夢を自分自身に語る」ことができますか?
忙しくて疲れてしまった50代に「夢」という言葉はあまりに儚げで眩しい言葉だ。
だからこそ、あなたに問い掛けたい。
「あなたの夢は何ですか?」
50代だからって、夢を諦める必要はない
唐突に「あなたは夢を持っていますか?」と聞かれて、即答できる50代はどれくらいいるだろうか?
日々の暮らしと仕事で疲れ切った50代、「もう夢なんて忘れてしまったよ」と返しても誰も咎めはしない。
あなたは、もう十分頑張ったし、十分に働いた。
子供を産み、育て、自分のことはどんどん後回し。
自分の夢なんて考える気力も暇もない。鏡に映る疲れ切った顔がまるで知らない老婆のように見える日だったある。
もう夢なんてずっと昔に忘れてしまった、と。
でも、私はもう一度聞きたい。
「あなたの夢は何ですか?」
忘れてしまっていてもいい、覚えていなくてもいい。具体的に語れなくてもいい。
あなたにはきっと夢があるはずだ。理想と違う現実を生きすぎていて「夢」を遠くに置いてきてしまっているだけだから。
50代だからって夢を諦める必要はない。遠ざける必要もない。
夢はいつだって自分の中に持つことができる。夢を持つことは自由であることを思い出して欲しい。
50代から夢を持つことで、ここからの未来を変えることができる
夢なんてもう忘れてしまったよ、そんなこと聞いてどうするの?
と思った人に伝えたいことがある。
それは、
「50代から夢を持つことで、この先の未来を自分が変えることができる」ということ。
そんなはずはない、そう思う人が大半かもしれない。
そう思った人は、たぶん過去の自分の経験に照らし合わせながら今を生きている人だと思う。
そのスタンスは正しい。過去の経験から失敗を回避できることを学んだことのある人こそそういう考えをすることができるから。
でも、違うのだ。
この先に私たち50代が迎える未来は、過去に経験して知っている先輩たちの送っているその時間とは違うのだ。
だから「夢」を持って欲しい。
夢を持つと、人の行動は少しずつ変わる。
行動が変わると未来が変わる、これは本当だから。
それを今実感している50代がここに1人、私がいる。だからそれは間違いない。
途方もない夢でも、届かない夢でも、今の自分とかけ離れた夢でもいい。
「夢を持つことで、未来が変えられる」、たったそれだけで良いなら50代だって夢を新たに持つことはできる。
不思議なことに、人は夢を持つとそれを叶える方向に行動し始める。
夢を持つことに、お金なんて必要ない。
未来を変えるのはお金ではない、全ては自分の行動だから。
もう一度、私は聞きたい。
「あなたは夢を持っていますか?夢を自分自身に語ることができますか?」
過去を振り返りながら生きるのか?前だけを見て生きるのか?
50代の私たちは、今までいろいろな経験をしてきた。
失敗も成功も、その経験が役に立ったことは多かったと思う。
でも、これから私たちが迎えるこの先の未来はそうスムーズにはいかない。
私たちが子供の頃に、スマホなんてなかったしインターネット上で買い物することなんてなかった。
でも、今の世界は違う。
公立の小学校1年生でも学校からiPadを貸し出されて自宅で宿題をする時代だ。
その子供達があと10数年で社会を担う大人になる。
その時に私たち今の50代はまだ老人ではない。人手不足で仕事もしている人も多いだろう。
上司になる若い人の暮らしてきた学生時代と、私たち今の50代が過ごした学生時代が全く異なるのと同様に過去の経験は必ずしも役に立つとは限らない。
そうなった時に、「過去を振り返りながら生きること」と「前だけを見て生きること」はもう全く違う世界。
夢を持つことは、未来の自分を変えてくれる。
夢を持つと人の行動は変わる。時間はかかるけれど確実に変わる。
変わった先の未来は、今夢を持たない人とは同じではない。
たとえ夢が儚いものでも、届かない目標でも、現実味がない憧れの世界でもすぐ掴み取れないことだから人は行動を変えて思考錯誤する。
夢を持つことで、前を見て生きることができる
前だけ見て生きることは、時にはいろんな思いを振り切って進む必要がある。時には辛い思いもする。
でも、信じて欲しい。
あなたが夢を持つことで、あなたの未来は少しずつ変わっていることを。
私は40代になってから大きな夢を持つようになった。それは儚くて現実味がないおぼろげな夢だった。
その夢を持つようになってから、私の行動は確実に変わった。
夢に向かって進む時間はとても辛かったけれど楽しかった。無理しすぎて体を壊してしまったけれど夢は消えなかった。
私の夢はすぐ叶う場所にはなかった。でもそのおかげで今の自分がある。
体を壊してから復帰するまでに長い時間がかかってしまったけれど、そのことで「前だけ見て生きる」ことができたから。
弱ってしまった私には未来を変える力なんてないと思っていた。温めている夢さえ消えてしまうのではないかと。
でも、ただひたすらに前だけ見て夢を捨てずに頑張ってみたら、数年前に想像していたのとは違う自分がここにいる。
それはあたかも「パラレルワールド」という並行世界があるとしたら、その世界を生きているようなそんな感覚だ。
けして全く違う世界ではないのに、そこには違う未来を生きる自分がいる。
夢を持つことで未来は変わる。
私の夢はまだ叶わない。そのおかげで今、違う未来を生きている。
叶わない夢だから、私には尊い。
そして、夢はいろんな形に姿を変えることもある。
数年前に「こうだったらいいのに」と思った理想を、いつのまにかクリアしていることに気付いたらそれは夢に近づいている証拠だ。
もしかしたら儚くて届かない夢を持てば持つほど、変化の度合いは大きいのかもしれない。
夢はまだまだ叶いそうにないけれど、私の生活は来年から大きく変わることになりそうだ。
50代だからといって夢を諦める必要はない。夢を持つことで未来は少しずつ変わる。
もし、この記事を最後まで読んでくれたならどうか自分自身に問い掛けてほしい。
「あなたの夢は何ですか?」