
By: WordRidden
新しい職場に変わって、4ヶ月が経過した。
パートタイムからフルタイムへの転職は、50代の主婦にとっては大きな決断だった。
公私ともいろいろ慌しかった4ヶ月間だったけれど、転職したことに全く後悔は無い。
むしろ「もっと早く動けばよかった!」とパート時代の自分に喝を入れたくなる。
新しい職場はすこぶる「ホワイト」企業。
あまりにホワイトすぎて「これは現実だろうか?」と何度も疑った。
この環境で5ヶ月目に入り、この現実が嘘ではないことに毎日安堵感を覚えている。
それほど前の職場が「ブラック」だった事実が今頃分かった。
フルタイムになって、自分の時間は減ってしまったけれど「自分の生きる力」を育てる時間は増えた。
扶養からも外れて、何だかやっと独り立ちできた気分。
ホワイト企業だから基本的に残業もない。ぴったり定時に仕事が終わる。
ゆったり落ち着いた雰囲気の中で仕事できることが何よりありがたい。
パートからフルタイムになったことで時給もかなりUPした。
1ヶ月の給与がパート時代の約3倍になってびっくり。
パート時代は扶養内で働くことにこだわっていた訳ではなかったけれど、長くパート勤めをしていると扶養内に抑えることがが普通になりすぎていて気づかなかった。
扶養から外れてみて今思うことは、
「扶養にこだわる必要はなかった!」ということ。
長く扶養内で収入をセーブしてきたことは税制面や社会保障の面では計算上は損はしていないけれど、その反面で自分の価値を大きく下げていたことはそれ以上のマイナスだったと思った。
これはパートからフルタイムに実際に切り替えた人にしか分からない感覚かもしれない。
前の職場に見切りをつけてフルタイムの仕事を探して本当に良かったと感じている。
私は今、自分の「生きる力」を育てている。
50代だからもう遅いという人には言わせておけばいい。
「扶養内で働く」という鎖に繋がれていては「生きる力」をつけるのは難しい。
行動しなければ、自分で動かなければ何も起きない。
もし、今後この仕事が終了になる時はそれは先に進める良い転機だと捉えようと思っている。
今の職場でしか得られない知識や経験も多い。それをしっかり「生きる力」に蓄えていきたい。
過去は振り返らずに、前だけ見て生きていくと決めたから今の私がここにいる。
冒険の旅はまだ始まったばかり。50代だけど諦めなくて良かった。