本格的な夏の休暇シーズンが始まった。
既に、この週末を帰省や旅先で迎えた人も多いだろう。
夏旅の準備は、意外と大変だ。
帰省だって、お土産を準備したり、義理両親宅へ数日の滞在となれば、それなりに気を遣う。
家族の人数
宿泊日数
滞在先
それぞれで、旅荷物の「数も種類」も変化する。
だから、準備をする人は、けっこう大変なのだ。
我が家は、夫にお盆休みがない生活なので、既に早めに休暇を頂き、北海道へ夏旅をした。
今回の旅でも、荷物を減らして、もっと準備も簡単にしたいと思っていろいろ工夫した。
ただし、
その荷物は、他人からみたらミニマムではないかもしれない。
なぜなら、旅荷物は、人によって必要な物が違うからだ。
それでも、前回の旅よりは随分改善できたと思える。
この記事を、今読んでくださっている方は、
旅荷物を減らしたい
と思っている方だろう。
今回の荷物を、もう準備していても、
すでに、旅先や帰省先に到着してしまっていても、
旅の荷物を減らす工夫は、今からすぐスタートできる。
私の夏旅荷物の流れを書いてみる。
準備前でも、旅に行ってからでも、使える方法なので、一例として読んでいただけたら幸いだ。
①一旦、今、荷造りする予定の物を、1ヶ所に並べてみる
(きっちり並べなくてもいい。旅荷物の総量を自分が実感することが目的)
②大雑把に区分してみる
(下着、衣類、洗面用具、など。区分することで、手荷物にするものと旅行鞄に入れるものがすぐ分かる)
③旅行鞄に入れる予定の中身を厳選する
重複しているものはないか、
持って行かなくても大丈夫そうな物はないか。
この段階で、無理に減らす必要はない。
④いよいよ荷造り
衣類は、各自分をそれぞれ1つの袋に。
下着、衣類など、各自で分けて入れておくことが後で役に立つ。
⑤旅先で荷解き
ここからスタートしても大丈夫。
⑥旅行中は、使った物と使った物を分けておく
⑦帰りの荷造り
衣類は、最初に各自分を分けて入れておけば、袋に残った物が使わなった衣類とすぐ分かる。
使った物は、洗濯できない時は、家族分ひとまとめでいい。
洗濯できた時も、最初の袋には戻さない。
返りの荷造り時点で、今回の旅荷物の反省ができる。
⑧帰宅後、改めて旅荷物を観察してみる。
落ち着いて考えてみたら、やはり次回からは必要ないと思える荷物が出てくる可能性あり。
今年の夏旅で、私が行った方法だ。
そして、先週は息子の部活合宿で、また荷造りと荷物の片付けをした。
面白い事に、息子が同じ方法で、荷物を持ち帰ってきた。
荷造りを教えた事はない。
実は、この方法は、息子から教わったのだ。
息子の学校は中学の時から研修や合宿など宿泊を伴う行事が多い。
親が心配だからと、余計に入れた物は案外使われない。
トライ&エラーを繰り返しながら、息子の旅荷物はミニマム化していった。
私も訓練されていった。
帰宅翌日も練習があり、早く汚れ物を洗わなくてはならない。
今回も合宿荷物を開けて、すぐ荷物の片付けが出来た。
使ったものと使わなかった物が、明確になっていた。
今回は汗拭き用のスポーツタオル2枚が不要だったようだ。
次回の合宿は、1枚減らせる。
袋分けに使っているのは、30Lサイズの手持ち付き透明ビニール袋。
このサイズがとても使い易い。
実は、これも息子の案。
中身が見えないと荷物が出しにくい。
汚れ物を入れた袋は臭いが出ないよう、持ち手で縛れるタイプがいい。
という意見を基に、このサイズの袋を買って使う事にしたのだ。
この方法に落ち着いてから、息子の荷造りはすごく楽!
2週間の海外研修も、同じようにシンプルな荷造りでスムーズだった。
意外な所で、意外な良い方法が見つかる事もある。
でも、その間は、失敗も多い。
いろいろ考えて荷造りしたのに、旅先で使いにくかったり、使わなかった物が多かったり。
それでも、それは全て次の旅に生かす事ができる。
大切なのは、帰宅後に、それを忘れないようにすること。
人の記憶は、曖昧だ。
次の旅荷物の準備の時にはけっこう忘れている。
面倒でも、何かに書き留めておく方がいい。
そうして、少しずつ旅荷物は進化していく。
急に、ミニマムにできなくてもいい。
旅荷物は、人によって違っていい。
数や量は人と比べる必要はない。
自分にとってのミニマムな旅荷物。
どの時点からでも、スタートすることができる。
帰宅後の反省メモだけ、忘れない。
たったそれだけで、荷物は減らしていける。