先日のキッチン引き出し掃除の後、少し時間が経っている。
でも、夏の片付けは無理しない事も大切。
動ける時に動き、考える時に考える。
それが長続きの秘訣だと思う。
キッチン掃除は、あと2回に分けて行う予定。
タイミング良く、動けるその時を待ちつつ、
頭で片付けをあれこれ方策を考える。
その時間は、とても重要だと思う。
次のキッチン掃除は、吊り戸棚や扉収納。
実行する前に、頭で整理することがいくつもある。
一番の問題は、食器。
うちのキッチン上戸棚には、普段使う食器が入っている。
そして、キッチンのすぐそばのリビングボードに、
たまにしか使わない食器やカップやグラスなどが入っている。
以前、私は食器集めに夢中になっていた。
好きなシリーズを少しずつ、
あるいは、一気に気の向くままに集めていた。
その時は、揃えていたシリーズの持ってないアイテムを見つけて手元に置くことに幸せを感じていた。
アラフィフ世代の方なら、この気持ち、分かって頂けるのではないだろうか??
お金も沢山使ってしまった。
今、その食器を見ても以前のように心は躍らないが、大好きな事に変わりはない。
ただし、徐々に数を減らしていく方向に心が動いている。
私には、一客だけ、「人生最後まで使いたいティーカップ」がある。
それは、若くてお金もない時に英国で買ったものだ。
一目惚れで、大事に手荷物で持ち帰ってきた。
それがきっかけで、
結婚してからはそのシリーズを沢山買った。
調子に乗って別のシリーズも買った。
数は増えたが、一つだけ選べと言われたら、迷わすその一客を選ぶだろう。
原点は1つなのだ。
それは、私が「好きという感覚」をとても実感できるもの。
「最後の日」まで温かい飲み物を注いで飲んでいたいもの。
その一客を基準にしてから、別のシリーズにはそういう思い入れがない事が分かり、2年前から普段使いにしている。
金彩も絵柄も、もう気にせず食洗機でガンガン洗っている。
すぐ割れるかと思ったら、なぜか割れない。
多少傷はついたが、普段使いならその位が丁度いい。
高い食器を普段使いにしてみて分かったのは、どんな地味な料理も格段見栄え良くしてくれるということ。
キチンと立派な役割を果たしてくれたから、無駄ではないと思う事にした。
それでも普段使いに向かないその食器は、
今は、買取ってもらえる所がある事を知った。
近隣のそういうお店に電話で聞いて確認した事がある。
使用済みで箱などないブランド洋食器も買取ってもらえるお店だった。
ただし、セット物は、数が多ければ多いだけニーズがあり、多少買取金額も上がるそうだ。
私の食器も対象だと知り、ちょっと嬉しかった。
(本当に買取可能な状態かは定かでないが、、)
今の所、まだ全部を一気に手放す気にはならなかったので、現在もリビングボードの中にある。
人には、なかなか手放す事ができない物がある。
私は、洋服はすっきり処分できるのに、食器はできない。
お金には変えられない「何か」がある。
全てを最後まで持ち続ける事が「無理」なのも最近よく分かってきた。
だから、少しずつ、減らしていこう。
使って、割れて、感謝して、さよなら。
そんな流れで数が減っていくのが理想。
ただし、割れない。
それも、現実。
次のキッチン掃除ができる日まで、
割れない、減らない食器と、じっくり向き合おうと思う。
この家に、それがあるのは、私の行動。
それに、「さよなら」する時を見極めるのも、自分次第。