急に寒くなった。
コートを出したり、厚手の秋冬物を引っ張り出してきた人も多いはず。
まだ考え始めていたばかりの秋冬ワードローブ、何も準備が出来てない!と慌てて冬物を買いたい衝動に駆られている人もいるだろう。
今、慌てて買ってはいけない。
去年から片付けを頑張ってきた人なら、なおさら、今は少し我慢して欲しい。
急に寒くなると欲しくなる冬物 慌てて買う前に考えてみよう
今年の春になる前、冬物を片付ける時に、あなたは何を考えただろうか?
どの冬物をキャリーオーバーするか、それとも保留にするか、来年はどんな冬のワードローブにしようかと、いろいろ考えたはず。
そして、自分に心地良いクローゼットを作るために、取捨選択したはずだ。
でも、急に寒くなってしまうと、何だか慌てる。
季節に合わせていきたくなる。
周りの人が、先取り感がある冬用の洋服を着だして、ツイードのワンピースなどを着始めたら、心もきっと焦る。
でも、でも、でも。
新しい洋服を買うのは、最後だ。
今、自分がすべきことは買いに走ることではない。
まずは、キャリーオーバーした洋服と、保留にした洋服を出す。
そして、処分を保留にした洋服から着て欲しい。
前のシーズンで、何故保留にしたのか?何故処分しなかったのか?
それをじっくり思い出そう。
見ただけでは、思い出せないかもしれない。
状態が良ければ、まだ着れる!と思うかもしれない。
それでも、保留にした「理由」があるはず。
「理由」を思い出すには、着てみることが一番だ。
着てみて、何を思うだろう。
それは、自分にしか分からない。
微妙なウエスト位置だったり、裾の長さだったり、コートとの組み合わせだったり。
急に寒くなったら、それをやってみる。
そして、何を買い足したり、新調したり、どんなスタイルを作っていきたいのか明確にしよう。
明確にならなくても、着るだけで答えは出る。
着心地が悪い洋服が、急に変化することは多分ない。
心地よい暮らしをしたいと思うからこそ、この記事も読んでくれていると思うから。
だから、まずは自分のワードローブと向き合おう。
秋冬物を出して、陰干ししながら、どんな気持ちが湧いてくるだろう。
私も、そんな事を考えながら、昨日秋冬用の厚手の洋服を陰干しした。
慌てて買いたくなる衝動、私にもあったから。
だから、クローゼットの整理をした。
少し前のことなのに、自分の気持ちは意外と忘れてしまっている。
思い出しつつ、考えつつ、残っている秋冬物を見つめてみた。
買わないことで、分かることがある。
慌てて買ったことで、曖昧になることもある。
どんなクローゼットが自分らしいだろうか。
考えることは、無駄ではない。
その後でゆっくり買物にいってもいい。
まずは、今あるものと向き合おう。
それがたぶん、近道。