我が家は、狭いマンション暮らし。
リビング続きに、6.5畳の和室がある。
南西向きの明るい和室。
天袋付きの大きな押入れもある。
和室には、テレビ、和家具のテーブル、座椅子。
障子を閉めれば完全個室になるが、個室としては使わず、リビング続きとして使っているような感じだ。
パッと見は、すっきりしていて掃除もしやすい。
しかし、何も問題ないように見えるその和室こそ、
我が家の一番の問題エリアだ。
「押入れ」
この場所に、何度泣かされた事だろう。
暑いのに掃除を頑張っている本当の目的は、
この「和室押入れの整理」なのだ。
難題山積の押入れに着手するまえに、
別のエリアを終わらせておきたかった。
そして、一番、対策を打つ必要があるのが、
「ストック好きの夫」
少し前にも、我が家の「ストック好き夫」の事は書いた。
我が家の押入れは、最近、夫の買ってくるストック品が増えている!
この曖昧な領域に、夫が陣地を広げてきたのだ。
夏前に暑くなったころから、夫の行動が活発になった。
水やドリンク類を段ボール単位で買ってくる。
もともと、非常用の飲料水を備蓄するために、
押入れ下段の一部を水置き場にした。
それが、今では、
下段の1/3は水の段ボール箱で埋まり、
上段や天袋にまで備品ストック類が進出してきている。
確かに、飲料水は使っている。
でも、明らかに、使うスピードより買うスピードが上がっているのだ。
夫には、飲料水確保という大義名分がある。
それが、陣地を阻止できない理由でもある。
このままでは、いけない!
私が、押入れを整理して、物を減らしたところで、
その場所に、新たに夫がストックを買ってきてしまう!
夫の気持ちは、よく分かる。
この夏、東京の暑さは異常だ。
もしも、この間に何かがあったら大変。
せめて水だけでも確保しておかなければ。
そういう「心境」なのだと思う。
賞味期限は1年以上あるようだが、
こんなに押入れに山積されても、
本当の非常時に使う事ができるだろうか??
私が制限を設けても、この状態だ。
もし、ストップをかけていなければ、和室は「ストックのストックをストック」する収納庫と化しているだろう。
早く、領域を決めなければいけない。
その為にも、無い知恵を絞って、
今後の押入れ利用&活用方法をじっくり練ってから、行動したいのだ。
安易に動いてはダメ。
それが、中途半端になってしまうと、夫はすかさずストックエリアを広げてくるだろう。
計画、そして、タイミングが大事。
今、夫は少し仕事も落ち着いている時。
少しの変化も気づいてしまうだろう。
だから、実行は、夫の仕事が忙しくなる秋以降。
それまでは、頭の中で、毎日作戦会議だ。
押入れに今入っている物の中で、
・必要な物は何か?
・必要でない物は何か?
・ベストな位置はどこか?
・使いにくくなっている位置はどこか?
・「さよなら」忘れた物はないか?
・夫のストックエリアをどこにすればエリア浸食を防げるか?
などなど、、
考えればきりがない事ばかり。
頭の中の作戦会議は、夫にバレないから安心。
ストックエリア攻防の「夏の陣」
今は、寝たふり作戦で相手を油断させている所。
夏の陣は、夫が優勢。
この週末も、また箱で水やドリンク類を購入してきた。
まだ、目をつぶっていよう。
今動くのは得策ではない。
そうして相手が、油断したら、
秋の奇襲作戦、実行だ!
押入れには、最低限の物を入れるだけにしたい。
全てが見渡せて、すっきりして、
畳の目のように、区切りがはっきりしていて、
使い易く、収納しやすい、
開ける度に、気持ちが整うような押入れ。
そんな押入れにしたいのだ。
1度や2度の改革では無理だろう。
すでに何度も実行していて、やっと今の状態。
まだまだ、脳内作戦会議は続く。
押入れが、本当に理想通りになった時に、
きっと私の片付けは一つの区切りを迎えるのだと思う。
先は長い。
だから、じっくり、向き合う。
押入れの物にも、
夫のストックに対する気持ちにも、
今、そこにある事には「理由」がある。
しかし、物を減らしたいのであれば、
その理由にも、向き合わなければいけない。
さあ、今日も頭の中で、作戦会議。
暑いけど、ひっそりひそかに脳内会議中。