クリスマスツリーを捨てた後、その次の作業が待っていた。
それは、和室天袋に入っていた段ボール大箱1個分のクリスマス用品を見直すこと。
10月に和室押入れを片付けた時に、天袋のクリスマス用品を一度全部開けて見ている。
この2年、この箱に入っているクリスマス用品は1つも出していなかった。
そのクリスマス用品、本当に必要ですか?
どれも、揃えた当初より年々増えて、使わない物の方が増えていたように思う。
記憶にも写真にも残った我が家のツリーは、子供の成長と共に飾らなくなり、大きな荷物に変わってしまった。
それは、私が本来「飾る事が苦手」である事を浮き彫りにした。
本当に好きなら、家族がいるいないにかかわらず飾るはず。
それが分かって、家族の同意も得られて、先日ツリーとはさよならできた。
残るは、クリスマス用品。
箱の物を出しつつ取捨選択。
今年飾ってみようと思える物だけ残してみた。
ツリー用の飾りは、全て処分。
こういう物も壊れる物ではないけれど、ツリーもないから思いはもう残さない。
新しいリースが1つ出てきた。
車のディーラーからもらったドアリース。
2年前位にもらったまま使っていなかった。
今見て見ると、赤とゴールドのそのリースは意外に素敵。
早速玄関ドアに飾った。
これは、今年のクリスマスが終わったら処分する。
そして、木製の組み立て式の卓上ツリーや、木のクリスマス柄絵皿など5点を残す事にした。
残った物をよく見たら、木製の物ばかり。
久しぶりに触ったら手触りもよかった。
なんとなく見ていて安心できる。
今はそういうものを求めている時なのかもしれない。
小さい物でも、クリスマス用品を飾るのは久しぶり。
ツリーも捨て、大きな飾りも捨てて、味気ないクリスマスになるかと思いきや、飾ったら家族が意外に喜んでいる。
小さな木製のクリスマス飾り、今の我が家にちょうどいい。
暮らしを小さくすることで、豊かになれる事もある。
今年は、そう思う事が多い1年になった。