朝食は、長年ずっと洋食を食べている。
手の込んだものは作らない。
パン、卵、ハム類、野菜(サラダ)、ヨーグルト、そしてコーヒー。
毎回似たようなメニュー。おかずは全部準備できない日もあるが、パンとコーヒーだけは欠かせなかった。
でも、最近一つだけ変化があった。
平日の朝食にコーヒーを飲むのをやめた、こと。
正確には、「朝食にコーヒーを淹れる」ことをやめた。
朝食のコーヒーを紅茶にしてみたら、食後の後片付けがシンプルになった。
朝のコーヒーも、長年の習慣だった。
ドリップの仕方や淹れ方は今までいろいろ変遷あり。
コーヒーメーカー⇒ハンドドリップ⇒フレンチプレス⇒コーヒーメーカー
フレンチプレスにしてみた話はブログにも書いた。
またコーヒーメーカーに逆戻り状態だった。
平日はお弁当作りを終えたらすぐに朝食作り。
家族が食べる時間は微妙にズレているから、私は朝の5時~6時45分までずっとキッチンにいる。
7時には家族が出発し、私一人で朝食を食べる。
勤務がある日は、朝食も慌ただしく食べ、食後は片付け。
キッチンにはお弁当作りで使った道具もあるため、片付けには時間がかかる。
朝の食後の片付けは、意外に時間を取られることがずっと気になっていた。
コーヒーメーカーの容器やパーツも外して洗い、拭き、乾くまで置いておく。
これが、何となくストレスに感じるようになっていた。
インスタントコーヒー化計画は失敗に終わった
それならば、、と、まずは年明けからはドリップをやめてインスタントコーヒーに変えてみた。
インスタントコーヒー化計画開始!
確かに、コーヒーを作るのはラク。
洗う物は、マグカップとスプーンで済む。
でも、ここで問題発生。
うちの家族はインスタントコーヒーが得意ではない。
なぜか私と息子は朝インスタントコーヒーを飲むと、胃がもたれてしまう。成分が何か体質に合わないのだろうか?味は美味しいと思うのだけど、、。
ずっとドリップコーヒーにしていた理由がそれだったことを、胃が重くなってみて思い出す始末。
年末にインスタントコーヒーを2瓶買って、年明けから1瓶は飲みきったが、2瓶目は途中でギブアップ。
インスタントコーヒー化計画はあっという間に失敗に終わった。
1杯ドリップタイプのコーヒーも今まで何度も買ってみたのだが、時間差でドリップしていくのはとても面倒に感じる。後片付けはパックを捨てるだけだから簡単なのに、どうもしっくりこなかったし、味の良いものはコストが高く。
朝コーヒーをドリップして飲む、と一言で表現しても、方法や手段はいろいろ。
飲んで片付けるまでは人それぞれのスタイル。
私はドリップコーヒーが好きだけれど、コーヒーメーカーの後片付けは苦手。
朝食をコーヒーから紅茶に買えたきっかけ
そうして、最終的に、「朝コーヒーを飲むのをやめる」ことにした。
珈琲好きの夫がポツリと言った一言が全てをガラリと変えた。
「朝は紅茶でもいいよ」
え??
朝はコーヒーがいい、って言っていたのはあなたよね??
と、私は言いたかったがやめた。
ティーバッグの紅茶でいいそうだ。
ミルクティーなら、なおのこと問題ないらしい。
この数年の「朝食コーヒー問題」は、私だけの問題だったと、ようやく分かった。
家族はコーヒーでも紅茶でも、どちらでも良かったのだ。
翌朝から、平日の朝食にはミルクティーが登場。
あんなに不動の地位だったコーヒーは、朝食から突然姿を消した。
そうして、2ヶ月が経つ今朝の朝食もミルクティー。
ティーバッグをカップに入れて、お湯を注ぐ。ミルクだけは温める必要があるけれど、コーヒーメーカーとの後片付けを比較すると雲泥の差。
朝食後の片付けが、グンとラクになった。
多分、これは手間だけの問題ではないはず。億劫になっていた事だったからこそ、やめてスッキリしたのだ。
これも気持ちの問題なのだと思う。
もちろん、家族はみんなコーヒー好きなので、週末はコーヒーを飲んでいる。同じ珈琲豆なのに慌ただしくない週末の朝に飲むコーヒーはなぜか美味しく感じる。
最近の紅茶ティーバッグは昔より数段美味しくなっていて、毎朝飲んでも飽きない。これも改めて感じたことだ。
思い込みを捨てみる。思い込んでいるのは自分だけかも?
長年の朝食コーヒー生活、切替えるのが難しいかと思いきや、全くそんな事はなかった。
私の思い込みが、朝食後片付けを億劫に感じさせていただけだった。
「習慣を簡単には変えられないよ」と自分が思い込んでいるだけかもしれない。
そういうことって、他にもありそうだ。
思い込みは、見方を変えると違う方向へ進めるきっかけ。
コーヒーを紅茶に変えただけの事でも、得たものは大きい。
自分の思い込み、気づいた時に見方をちょっと変えてみよう。
ミルクティーを朝飲みながら、今朝もそう思った。
私の思い込みは、まだまだありそうだ。