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運転免許証の更新で気づいた「5年前の自分」と「今の自分」の違い

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先週、運転免許証の更新をした。

5年に1度の、新しい免許証。その中に新しい自分の写真がある。

 

次の更新までの5年間、その写真と付き合う事になる。

新しい免許証を受け取る時は、どう写っているかとても気になる。

運転免許証の写真撮影は、微妙に緊張する。

撮り直しがきかない、撮影タイミングは自分では測れない、思い通りに撮れない。

だから本当の自分が写し出される。

免許証の写真「5年前の自分」と「今の自分」どちらも真実

免許センターで30分の講習を受けた後、新しい免許証を受け取った。

そこに写る自分の顔。

手元にある5年前の免許証と、すぐ見比べてみた。

それを見て、ちょっとホッとした。

映っていたのは、いつも鏡の中にいる自分だったから。

5年の月日は誰にでも平等だ。

5年前より確実に老けている。古い免許証の中にいる自分は、確かに今より若い。

でも、本当の自分ではない。

 

5年前の免許更新の後、写真に映る私を見て子供が言った言葉が今も忘れられない。

「お母さん、猫かぶってる」

 

意外と良く撮れたぞ、と思っていたから子供が意地悪を言っているのだと思って、それきりすっかり忘れていた。

先週新しい免許証を受取り、古い免許証と見比べた時にそのことを唐突に思い出した。

確かに5年前の自分は、猫かぶっていた

 

古い免許証の写真の私は、良い人そうに見える。

でも本当の自分ではない。無意識な作り物の顔だった。

子供はよく母親の表情と変化を見ているんだな、と思った。

5年経って、子供が正しい事がわかりドキリとした。

 

この時の自分はとても弱かった

人から誘われて断わる事が苦手で、本心を言えない人だった。

周りの人に合わせていれば、上手くいくと思っていた。

古い免許証の私はその通りの顔をしていた。

優しげで良い人そうに見えるけれど、中身は別人。

作り物の表情をしていた残念な人。

免許証の中にいる「本当の自分」から見えた課題と向き合う

そして、新しい免許証の中にいる自分は、

今の自分そのものだった。

 

5年前も、実は時々「鏡に映る顔」と「写真に写る顔」に違いがあるのは感じていた。

写真はそういうものかな、、と思って気にしていなかった。

でも、写真は正直。

 

現在の自分は素の状態。前みたいに、朗らかな表情はない。

無防備で、少し険しく、わずかに悲しげ。

今の自分が抱えているものを、新しい免許証の写真で再認識させられた。

 

免許証の写真は、ありのままを写していた。

その中に、本当の自分がいる。

 

新しい免許証を見ていると、課題をもらったような気がしてきた。

課題に目を逸らさず、取り組む時期に来たと、写真が言っているように感じる。

 

判断が鈍ったら、この免許証を見ようと思う。

その中に、本当の自分がいる。

本当の自分に、素直でありたい。

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