真夏の5分片付けは、短い時間で自分の持ち物を見直す時間。
急いで答えを出す必要はなく、今ある現状を理解することが一番の目的。
今日は、「靴」を見てみよう。
下駄箱、シューズインクローゼット、収納ボックス。
靴の収納には、それそれの工夫がしてあると思う。
今までもしてきたと思う。
では、リアルな現実はどうだろう?
昨日まで履いていた靴を、全部見回してみよう。
下駄箱や靴収納の扉を開けて、ただ、じっと見てみよう。
そこに、現実がある。
どんな靴をよく履いていて、どの靴は活用できていないのか。
よく履く「靴の状態」はどうだろう?
履くかない靴の、「履かない理由」はなんだろう?
見える範囲にあるすべての自分の靴の「今」がどうなっているか知って欲しい。
夏用の靴だけを出してあるなら、それだけでもいい。
履く頻度が高ければ、劣化スピードも速い。
リアルな靴収納は、自分の感覚が一番大切だ。
足に当たって痛い場所や、かかとのすり減り、つま先の擦り傷。
履いている自分にしか分からない、靴との暮らし。
例えば、この夏に履いた靴のどれも満足していれば、それでいい。
「そうではない」のであれば、テコ入れが必要になる。
日々の暮らしと靴の関係は切っても切れない。
履き心地が良い靴は、だれも手放したいとは思わない。
それを知っている人こそ、「履き心地が悪い靴」と「活用できていない靴」をよく理解しているはず。
5分間、何も作業をしなくていい。
ただ、じっと靴を眺めて欲しい。
答えは、靴が見せてくれている。
忙しい毎日では気づかない事を5分作って見つめる事で、靴は語りかけてくれる。
あやふやな「不具合」は、明確な感覚として頭に残る。
「この靴、高かったのに全然履いていないな、、」
例えば、そんな言葉が浮かぶだけでも良い。
劣化を見つけたらメンテナンスを考えればいいし、自分の好みを再確認するだけでもいい。
その意識こそ、次へのステップになる。
リアルな靴収納は、自分の現状にも似ている。
そんな風に考えながら、靴を見つめてみよう。
見つめるだけの片付けは、自分へ疑問を投げかけることになる。
だから、今は何も減らす必要はない。
時間の経過が、問いかけを大きくしてくれる。
それが「片付け」に繋がっていくから心配はいらない。
今はただ、じっと見つめてみよう。