真夏にカーテンを洗う。スッキリしない心と体のモヤモヤが汗と一緒に消えていた。

5月から毎月風邪をひいて病院通い。

今までの胸が詰まるような期間(息子の大学受験)を終え、生活も新しくなり急にホッとしたせいだろうか、こんな季節に続けて風邪なんてこの数年なかったこと。

急激な生活の変化は平穏と一緒に、何とも言えない心と体のモヤモヤが始まった。

人間関係とは違うこのモヤモヤは何なのだろう?

あっという間に梅雨が終わり、毎日ギラギラの猛暑日でさらに心と体が重い。

昨日、偶然ある1枚の写真をネット画像で見て、目が離せなくなった。その瞬間に「明日はカーテンを洗おう!」と決めた。

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猛暑日にカーテンを全て洗ってみたいと思った衝動はどこから?

最初に書いておくと、これは「猛暑日にカーテンを洗いましょう」という意味の話ではない。あくまで、そんな状況下でもカーテンを洗いたくなった話である事をご理解頂きたい。

体の不調は、GW後から始まった。

きっかけは職場の席が寒かったこと。久しぶりにひいた風邪を軽く見ていたらどんどん悪化して、病院にお世話になった。

抗生剤で酷い咳も止まり、「息子が引越して気が抜けたからかな?」とその時は気楽だった。だが、それから毎月同じように咳の風邪をひき、再び病院通い。幸い肺に異常はないようでシンプルな咳風邪とのこと。

でも、風邪をひく度になぜか心と体が重くなっていった。

体は確実に体重が増えて、ストレスマックスだった生活からの離脱はそんな所に表れることを知った。同じように食べ、同じように働き、暮らしているのに。

心は咳のようには簡単に治らなかった。

以前より人と会う機会も何倍も増えていて、生活のメリハリが良い感じに上向いているのに心がどんどんモヤモヤしてくる。

年齢的に更年期という問題も控えているけれど、明らかに5月から変なのだ。

昨日、PCの整理をしていたら何年も前にブックマークしていてその後すっかり忘れていた画像のリンクを見つけた。

何年振りだろう?この画像はまだ残っているのだろうか?

急に気になって、ブックマークからリンクを押してみた。

そこには、何年も前に見た画像がそのままに残っていた。

懐かしくて懐かしくて、心が急にその頃の自分に戻された。

私にはその時、小さな息子がいて、気むずかしくて、人見知りで、好き嫌いが多くて、毎日あれこれ料理を作っても食べてくれなくて。

そんな落ち着かなかった日々が急に蘇り、ハッとした。

今の暮らしは、その時とは真逆だ。

日々は夫の食事や生活のことだけ考えればいい。息子も時々帰省してはくるけれど仕送りさえ困らなければもう心配はいらない。

育児ロスとはちょっと違うけれど、新しい暮らしに私の心と体がまだついて行けていない事実を理解した。

分かってはいたつもりだったのに、新しい生活はどんどん進んでしまい、心と体が置いてけぼりになっていたのだ。

その懐かしい画像をじっと見ていたら、そのことが体と心で理解出来て、不思議と体全体が軽くなった。

「そうだ、明日はカーテンを洗おう」

心に強い意志が表れた。私は明日カーテンを洗う。暑くて汗だくで水分補給しながら時々クーラーに当たりながら、それでも最後まで全部のカーテンを洗ってスッキリする場面を想像したら、居ても立っても居られなくなった。

そして、本日室温30度(ニュースでは東京は36度!)の中、夫が出勤してからすぐ行動開始して、午後2時前に全部のカーテンを洗って乾かしてセット完了。

カーテンを全て洗って心も体も軽くなったのは、モヤモヤの原因を心と体が理解できたから

人間関係とは違う心と体のモヤモヤと重さ。

私の場合は、体調不調と心の重みとなって表れた。

病気は薬で治るけれど、何とも言えない不調やモヤモヤは原因が分からないとそのまま悪化する。

一枚の写真が原因に気付かせてくれた。

何年も前に見て心に残っていた写真は、その当時の心に一端戻してくれた。そのおかげで今の生活がとても大きく変化した事を心と体で理解することができたのだ。

全てのカーテンを洗うことは重労働、作業の順番も頭を使う。

手順を考え、時間を考え、熱中症にならないようにも気をつけて、汗だくで動いた数時間。

全てが終わって、シャワーを浴びて、空気が澄んだ部屋で息をした。

体重は朝と変わらないと思うけど、体も心も軽く感じる。

私の生活はガラリと変わった。

ずっと息子中心だった生活から夫婦2人のゆっくり流れる時間へと。

あまりの急激な変化に、戸惑う自分がどこかに押し込められていた。生活の変わるスピードと体がその変化に付いていくスピードは少し違うのだ。

その差が分からず、私はいろんな不調を抱えてしまっていた。新しい生活に戸惑う心は過去とのギャップがあり過ぎる時こそ要注意。

子供と一緒の暮らしから、夫婦2人の暮らしへと変化する途中は戸惑いの連続なのかもしれない

カーテンを全て洗い終えて、いろんな事に気付くことができた。

新しい生活は、たぶん今後も続くだろう。

今までの子供中心の生活から、大人2人の生活に。生活速度も全然違う。

子供が1人離れて暮らしただけで、食べる物・出掛ける場所・週末の時間、いろんな事がゆっくりゆっくり。

未だにその生活になれずに、週末の朝早く「あ!お弁当作らなきゃ」とガバッと起き上がる事さえある。

もうそういう生活は終わったのに、あまりに去年の今頃と生活が違いすぎて、ついていけていない。

生活スピードが遅くなったのだから、そのスピードにすぐ慣れるはずと思っていたけれどそうではなかった。スピードの速い遅いが違い過ぎることで逆にいつまでも新しい生活に慣れない。

子供は新生活で生き生き暮らしているけれど、スローダウンした母親はこのゆっくり生活に馴染めていないのだ。

本当の意味ではまだ子育ては終わっていないけれど、今後は夫婦2人の暮らしが基本。一時的ではなく、その暮らしが主となる。

大きな意味で、今年は私の暮らしが大きく変わる時。人生の中でも数えるほど少ない節目かもしれない。そう思えば、この体調不調や心のモヤモヤは理解出来る。

春からの暮らしが急激過ぎて、そんな風に考えることはしなかった。

子供の成長と共に、暮らしは大きく変わる。

変わるスピードは急激で、心が置き去りになってしまうことがある。やっと私は春に立ち戻れた。猛暑の夏だけど、春から心もやり直し。

夫婦2人のゆっくりしたスピードに、少しずつ慣れていきたい。

カーテンを洗って、やっと私の春が来た。猛暑の夏だけど、新生活の春が来た。

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