片付けは、ある一定の期間はモチベーションも上がって頑張れるのだけど、その後、先に進めない人も多いのではないだろうか?
片付け疲れ。
片付けで過去の自分と向き合ったり、
捨てる事への罪悪感と闘ったり、
いろんな気持ちが一気に押し寄せると、心も疲れてしまう。
片付けをしたら必ず通る道だから「疲れた」理由にそっと向き合ってみる。
片付けていくとみんなが通る道、片付け疲れ。
これは、少しすると落ち着いて、物と向き合えるようになるから大丈夫。
でも、何度かの大きな片付けを進めていくと、
片付けて得られる「スッキリ感」を欲してるのに、急に着手できなくなる事がある。
これは、私も何度も経験した。
次に片付けたい場所も、片付けたい物も分かっているのに行動に移せなくなる状態。
逃げている訳ではない。
気持ちがブレたのでもない。
でも、動けなくなる時。
片付けたい事が明確なのに、どうも体が動かない。
こうなる原因は何なのだろう?
私の場合は、他に原因がある時にそうなる。
大きな悩みや急ぎの不安ではないのに、心に引っかかっている事も原因になりうる。
そうなると、その事が頭の片隅をずっと占領して、考えないようにしても常にどこかで考えてしまう。
その事で、余計に心も疲労してしまい、片付けに向えなくなる。
片付け疲れ。
本当の疲れの原因を見極めないと、どんどん気持ちが落ちてしまう。
心に気にかかっている事は、たぶん、すぐ解決できない事。
その事をずっと考えていても、答えは出しにくい。
まずは、心を占めている物を明確にしてみる。
そして、区切りをつけてみる。
解決する必要はない。
今、その事に向き合うことに一区切りをつけるだけ。
今すぐ解決できないと、あっさり認めるだけ。
認めたら、一区切りなのだ。
なぜなら、
いずれはその事に向き合う時が絶対来ると、自分が一番分かっているから。
今すぐ出来る事がないのなら、考える事に一度気持ちの区切りをつける。
それだけで、いい。
それが、必要。
年を重ねれば、いろんな不安や問題が常に背中に乗っている。
私も同じ、同世代ならみんな何かしらあるものだ。
背中の荷物が大きいか小さいか、現時点ではその違い。
いずれその荷物は、大きさが変化する。
背負い切れず押しつぶされるかもしれないし、気づいたら荷物が空っぽになっているかもしれない。
私は、この先、その荷物が大きくなることが確実なので、荷物は無くなる事がない。
去年の前半、実家の事でいろんな問題が起きて、片付けも一時止まってしまった。
ずっと、答えの出ない答えを求めて、もがきかけていた。
だけど、考え方を変える事にしたら、気持ちが全く変わった。
背負った荷物は同じなのに、背負っていても片付けが進んだ。
すぐ、自分一人では解決できない問題。
そう認めたら、区切りをつける事ができた。
今も問題は、何も解決していない。
分からないだけで悪化しているかもしれない。
でも、それを考える事はやめにした。
事態が動けば、分かるはず。
人にはそれぞれ、抱える問題がある。
だから、片付けたくなる。
私はそんな1人。
片付けに疲れた時には、思い出して欲しい。
疲れの原因を見極めて、区切る事。
気持ちを自分で区切る事が出来れば、また元気に片付けられる。
片付けは、物の整理と心の整理。
両方うまく進めば、もっと軽くなれる。
立ち止まる事も、一つの片付け。
気持ちに向き合うことを忘れてはいけない。