昨日、「先延ばし」「後回し」している事に着手する話をした。
私の「先延ばし案件」は、どうしても昨日、片を付けたかった。
こうやって一気に暑くなってみると、真夏に猛暑で何も手につかなくなる自分がたやすく想像できたからだ。
このままモヤモヤを先延ばしにして、秋までイライラも持ち越したくなかった。
昨日は、4つの事に着手した。
それを一つづつこなしながら分かったのは、先延ばしにしてしまった理由の数々だ。
4つは他人からみたら何でもない小さな事だ。
・歯医者クリーニングの予約家族分
・手洗いしなければならない携帯スリッパとクッションの洗濯
・ボタンの付け替え
・制服ズボンの裾下ろし
こう文字に書いてみると、本当に大した事ではない。
でも、先に伸ばしたくなるような、そんな理由がそれぞれあった。
一つづつやっつけながら、理由と向き合う作業を続けた。
実際、作業に要した時間は、短かった。
・歯医者の予約は2分で終わった。
・行事で使った携帯スリッパとクッションは、洗って乾くまで時間はかかったが作業自体は10分程だった。
・ボタン付け替えも、3分で終わった。
・最後の難関、制服ズボンの裾下ろしは、思っていたより厄介で、約1時間かかってしまった。
これらは、やってしまえば簡単なことだった。
期限もやり方も自分次第の事柄を先に選んでみたのだが、作業の時間は、それに向き合いたくない自分との戦いだった。
理由は一つづつ違う。
でも、同じかもしれない。
避けてきた事は、事実だから。
多分その作業自体が苦手なのではない。
それに向き合う時の気持ちに目をそらしたくなったのだ。
・歯医者の予約もすんなり終り、今日は早速行ってくる。
・携帯スリッパもクッションも、スッキリ乾いて、次の出番に備えて片付けた。
・ボタンも無くす前に付け替えられて良かった。
・制服ズボンも今日クリーニングに出せる。
終わってしまえば、その後スッキリした気持ちが待っていた。
終わったことで、その理由に片が付いたのだ。
そして新たに、忘れかけていた新たな先延ばし案件をいくつも見つけた。
私にとってこの4つは、入口にすぎなかったのかもしれない。
先延ばしにしていた理由が分かり、それに向き合い、自分なりの決着をつける。
出来る事は、今やっておく。
もし、それができない時は、きっとそれにも理由があるはず。
「理由の壁」を乗り越えないと、解決はない。
それがたった一つのボタンでも、掛け違えたら大変だ。
何が、妨げている理由なのか、それがただ苦手という一言で終わらせて欲しくない。
その理由を、もう一度考えてみる。
考えることに着手しただけでも、「先延ばし」を止められる。
きっと終わった後には、違う気持ちが待っている。