週末、食事作りの時に普段使っている食器を見まわしてみた。
和食器、洋食器、ガラス器など
料理は大好きだが、普段作る料理のレパートリーは似たような物ばかり。
我が家は殆ど外食しないので、週末も朝昼晩の食事を作っては、器に盛り付ける。
朝はワンプレートのパン食
昼は麺類が多く、
夕食はガッツリ系の肉料理が定番。
ところが、毎週、盛り付けの時にしっくりこない。
一番感じるのは、週末の夕食。
平日の夕食は、息子と私の二人だけが多く、三人揃う土日に「しっくりこない」感じが多くなった。
我が家の食器は、よく見ると2個ずつ揃えたものが大半。
息子が小さい時は、それで良かったのだが、
大きくなってみると、2個ずつしかない食器は意外に使いにくい。
同じ料理を盛るのには、同じ大きさ・深さの器の方がいい。
銘々に盛り付ける方法が定着しているから、3人分をささっと盛り付けるのにも、重ねて収納するにも、同じ器の方が便利だと思う。
息子と三人で食卓を囲むのもこの先10年ないかもしれない、と思えて数を買い足さずにいたけれど、片付けをして気持ちが整ってくると、「たとえ10年でも一緒に食卓を囲める日々を大切にしたい」という思いが強くなってきた。
キッチンのバックカウンターに収納されている普段使いの食器。
2個しかなくて、「これがもう1個あればいいのにな」と思う器が何種類かある。
出番が多いからこそ、そう感じるのだ。
試しに、2個しかなかったガラスの器を抜いてみた。
このガラスの器は、もともと3個買って、途中1個割れて、更に1個買い足したのに割れて残った物。
2個しかないと、だんだん使わなくなる。
別の料理の時に、足らない器の補足として使っていた。
食器棚から出してみると、ガラスにかなり傷がついていて、また1個だけ買い足しても差が出てしまう事は明らか。
この時点で、「さよなら」していい、と思えた。
ガラス器は、別の形を3個持っていて、そちらを今は使っている。
形が使い易く、重ねやすく、洗い易い。
無意識に自分が「好き」を選択しているのだと分かった。
抜いたガラス器を2個、じっくり見つめていたら、それまで何となく並んでいた食器をもっと少数精鋭にできるような気がしてきた。
そして、普段から煮物を作った時に、
「こんな形や深さの器があったらいいのに、、」
と頻繁に感じていた事も思い出す。
だから、まずは、活用できている形やサイズの器を3個にしたい。
買い足せない物は、新しく3個買おうと思う。
煮物用の深さのある器も探そう。
只今、我が家の少数精鋭部隊の候補を絞っている最中だ。
使わなくなった2個のガラス器は、感謝して処分した。
この2個を抜いてみた事で発想がガラリと変った。
片付けは、いろんな場所の「見る目」を変えてくれる。
意識も変えてくれる。
新しい発想も、もたらしてくれる。
ブランド洋食器を沢山処分したばかりで、もう当分食器を買うことなど考えていなかったが、こういう方法もあったのだ。
買い換えると言っても、総数はもう増やさない。
数を減らして、美味しい食卓に。
少数精鋭の食器棚、また楽しみが一つ増えた。