10年保証の鍋を15年以上使ったから、自分への呪縛を解いてみる

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皆さんは、どんなお鍋を使っているだろうか?

私は15年以上前、10年保証がついた高価な鍋を幾つか買った。

 

もちろん、実物を吟味して購入したから、沢山使い、いろんなお料理を支えてくれた。

 

しかし、私の使い方が悪かったのか、フライパンは特に使いにくくて、10年の保証期間を終えた時に、罪悪感を感じながらも真っ先に処分した。

 

取っ手が劣化してパーツを何度か買い替えながら、10年保証の鍋を15年以上使ってきた。

 

現在、テフロンのフライパン以外はこれらの鍋を使っている。

さすがに15年以上過ぎると、側面に落ちない汚れも出てくる。

 

いつも何も考えず、その鍋を使っていたのだか、先月は事態が違った。

 

急な腰痛だ。

 

この鍋が実は使いにくいと感じていたことを、その時に初めて自覚した。

この鍋は優秀だが、とても「重い」

重み=良い鍋=料理上手

という思い込みで、私は15年以上を過ごしてきのかもしれない。

 

でも、、

 

重いことは、弱っている時にはとても負担になる。

 

持ち上げて取り出しコンロに乗せる、

調理して盛り付けする時に持ち上げる、

洗う時にまた持ち上げる、、、。

 

まず、持ち上げるという事にこんなに力が必要だとは思わなかったのだ。

 

弱っている時には、負担がかかる場所がはっきり分かる。

 

結局、一番調子が悪かった時は、全てテフロンのフライパンで済ませてしまった。

なんだ、これでもいいんだ、、。

簡単な料理なら、出来も変わらない。

 

私には、もう重い鍋は必要ないのでは?

 

高価だった鍋は、どれも夫に懇願して買ってもらったもの。

また、捨てる許可をもらわなければ、、、

と一瞬気持ちがどんよりしたけれど、背に腹は変えられない。

 

タイミングを見計らって、その事を伝えてみると、あっけなくOKが出た。

腰が痛い時も頑張ってキッチンに立っている姿を見ていたからかどうかは知らないが、あまりにシンプルな返答でビックリした。

 

私は「自分で自分に呪縛をかけていた」だけだった。

 

良い鍋でも、今の生活に合っていなければ本領も発揮してもらえない。

 

「高価な鍋ならお料理が上手になれるかも」などと、思う必要はもうないのだ。

 

元気に作って食卓に出せれば、それがシンプルな料理でも誰も困らない。

お母さんがキッチンに立てない事の方が家族は困ると、腰痛で痛感した。

 

鍋の呪縛が解けて、気持ちがまた軽くなった。

 

まだ重い鍋は捨てていないけれど、新しい軽くて自分スタイルにあった鍋をゆっくり探そう。

 

そう、生活はどんどん変わっていく。

もう呪縛はかけない。

 

たとえ、また吟味した結果10年保証の別の鍋を買う事になったとしても、自分に合わないと分かった時点で切り替えよう。

 

良い鍋は私を呪ったりしない。

自分がかけているだけなら、自分で呪縛を解けばいい。

そんなシンプルな事なのに、なぜ気付けなかったのだろうか?

 

 

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