小さなキッチン、大きなキッチン。
あなたのキッチンはどんな広さだろうか?
「キッチン」と一言で書くと簡単だけれど、そこには多くのアイテムがあり、日々動いて行く場所だ。
料理をするorしない、料理が好きor嫌い。
使用頻度や広さだけでなくいろんな要素が詰っている。
キッチン片付けに苦労する人が多い理由もここにありそうだ。
キッチンの片付けに悩んでも諦めなくていい。食も変化していくものだから「収納方法」は固定せず幅を持たせてみる。
キッチンの片付けに悩む人は多い。
片付けても片付けても、終わりがない。
キッチンは使えば汚れるし、掃除も欠かせない。
一人暮らしでも家族がいても、普通の生活をしていれば毎日何度も利用する場所。
家族が多ければそれだけ使用頻度は増えるし、子供が小さくても大きくても子供がいるだけで大人だけの時よりはずっと煩雑になるエリアでもある。
料理をする、後片付けをする。一連のことだけも全く散らからずに道具を一つも使わずに、、というのは無理なこと。
家族がいれば全てを出来合いの食品で済ます事も一般的に考えれば難しい。
日々使う回数が多く、使えば片付けや掃除がもれなく付いてきてしまうキッチン。
また、収納している物の種類も多い。
食材・調理道具・家電・食器・食材などなど、、。
小さいキッチンでも大きいキッチンでもそこにあるアイテム数はかなりのものだ。
よく、キッチンは片付けのテーマとして取り上げられる機会が多い。
1度片付けても、それだけでは完了しない。
例えその時点で完璧に近い状態に片付けたとしても、リバウンドせずそれをキープし続けられる人はどれだけいるでろうか?
それくらい難しいのがキッチンの片付け。
私には息子一人しかいないけれど、子供の成長と共にキッチン片付け問題は無くならないという事実を知った。
小さい時はもちろん子育てにも手がかかり、おやつに料理に人を招く機会も多くなる。大人2人だけだった暮らしとは比べものにならないくらい使用頻度が上がった。
それに付随してキッチンに留まる道具や食材も多くなり、引越しなどを経て益々複雑になった。
大きくなった現在はどうだろう?
毎日のお弁当、食事は大人と同量、部活のドリンク類や補助食品など小さい頃とは全然違うアイテムがキッチンに加わっている。
ドリンク類だけ比べても、小さい頃は大人の選択肢の中で口にしてくれたが、段々好みを主張するようになり息子しか飲まないドリンク類が冷蔵庫の定位置を占めるようになったり、買い置き食品でさえ好みは親と違うのはこの世代だと当たり前なのかもしれない。
子供がいなくても、家族が一人でないのなら、同じ事が当てはまると思う。
そして、自分自身の味の好みも変化している。
10年前に好んで作っていた料理と現在よく作る料理が違ってきたな、、と最近よく思う。
食べ盛りの子供がいる分普段はこってりこってり系の料理を作る機会が多いけれど、夫と二人だけで食べる時にはお互いあっさり系のメニューの方がゆっくり味わえるような気がすると意見が合ったばかりだ。
そんな料理を賄うキッチンもどんどん変化していく。
同じ場所に住んでいればキッチンの広さは変わらない。小さいキッチンでも大きいキッチンでも大きさは変化しない。
けれど、作るメニューが変化し、置かれる道具や食品などは少しずつ動いているのだ。
キッチンというハードは同じだけれど、キッチンアイテムというソフトは固定ではない。
だからキッチン片付けや収納に悩みが出てくるのは不思議な事ではない。
ある時点で完成していたとしても、数年後に見直し時期がやってくる。それを悩む必要はない。
ニーズが変化したから、片付け方法も切替える。
小さくマイナーチェンジさせてもいいし、大胆に変えてみたっていい。
キッチンこそ柔軟に向き合っていく場所なのかもしれない。
片付けても片付けても散らかるキッチン、そこには散らかる理由がある。
「過去のキッチン」ではなく「今のキッチン」を見つめ直すと問題点はきっと見つかる。
見つかった問題点は改善策への近道だ。
キッチン片付け、悩まず焦らず、今のキッチンと向き合うことから始めてみよう。
毎日使う場所だから、何となく過ごしてしまう場所だから、時々気持ちを落ち着けて小さな不具合の声に耳を傾けることが1番必要かもしれない。