昨日、洋服を買った話を書いた。
買ったのはセットアップスーツとワンピースだけ。
アイテム数にすれば、たった「3つ」だ。
先日処分したトップス2枚とパンツ1本の合計と同じ数。
減らした数と増やした数が同じなのに、まるで違うクローゼットのように感じる。
先月、ファッション苦手の私は、夏服選びに苦戦していた。
処分することはすんなり出来たのに、少ないアイテムでも充実したクローゼットにしたいと思うあまり、何も買いたくなくなったのだ。
ずっと家にいる生活なら何とかなったかもしれない。
しかし、仕事や学校関連の外出も多いこの時期に、最低限、何を買い足せばいいか迷っていた。
去年と同じは、やはり嫌だ。
でも、数は増やしたくない、というワガママ。
そこで先月勤務日が多い2週間に、ある実験をしてみた。
2週間で一度でも着た洋服は、洗濯後にウォークインクローゼットのポール右側に掛け、全く着ていない物は左側に掛けたまま動かさない。
2つの区切り部分には、以前も少しお話したスカートハンガーを掛けた。
寝室のウォークインクローゼットはL字型の構造。
扉を開けた正面ポールは夫エリア。
扉の右側ポールの2/3が私エリア(残り1/3は夫が使っている、夫の方が洋服多い!)
スタートは簡単だ。
スカートハンガーを夫洋服との区切り(奥)に掛けておくだけ。
つまり、スタート時点は普通に洋服が掛けてあるいつもの状態。
開始後、一度来て洗濯した物をスカートハンガーの奥に戻していく。
そうすると、手前に残った洋服がその期間に一度も袖を通していない服になる。
実は以前、逆の事を試してみた事がある。
着た服を手前に戻せば、頻度の低い洋服が奥に移動していくという収納術によくある方法だ。
でも、その方法では手前ばかり目について取りやすくなってしまい、私の場合は「奥の洋服は見づらいから着ない」ことになってしまった。
今回は、あえて外出が集中する2週間を選んだ。
そうすれば、外出時にも平日にも活用出来てないアイテムがピックアップできる。
何となく始めてみたら、意外に面白くてスリリングだった。
なぜなら、その2週間を一度もアイテムがかぶらないコーデをしてみたくなったから。
14日のうち、学校行事も含めて外出は10日以上あった。
1週目は何も困らなかった。
しかし、2週目は組合せに苦戦した。
なんとか2週間が終了し、クローゼットをよく見て見ると、
一度でも着た洋服と全く着なかった洋服のハンガーの数は殆ど同じ!!
意外な結果で自分でもビックリ。
こんなに活用できていないアイテムがあったのか、、、と。
残念であり、すごく悔しくなって、なぜ活用できていないのかを1つ1つ手に取って考えた。
ここに残っているのは、数々の選別作業を勝ち抜いたアイテムばかり。
好きな色で、着心地が良かったり、そういう物だけのはず。
でも、活用できていない事には理由がある。
昨日の洋服を買った記事に書いた事がここに繋がってくる。
残ってしまったアイテムはスカートに合わせるトップスが多い。
昨年まで合わせていた紺のスカートを処分してしまった事でコーデが上手くいかなくなった物ばかり。
なるほど、、、。
答えが出て見ると簡単な事なのに、フラットな状態では気づかない事ってあると思う。
洋服の数を減らしたから、洋服選びに迷わないというのは正解ではない。
少ない洋服でも、コーデのパターンを広げられるアイテムで構成してある事が重要だと知る。
そんなこんなで、スカートを買おうと思い立ち、
セットアップスーツを選ぶ事でトップス達に新たな活躍の場が見つかった。
クローゼットは、洋服を収納する場所だけれど、自分のクセも教えてくれる。
ただし、ハンガーがギチギチで洋服がギュウギュウのクローゼットでは大切な声が聞こえない。
洋服が少なくなった今だから、その声が聞こえてきたのかも。
クローゼットが教えてくれる「活用できていない洋服探し」、すごく簡単でオススメだ。