真夏の5分片付けも、いよいよ後半戦。
8月末まで残り1週間を切った。
子供達も夏休みの宿題、最後の追い込みしているだろうか?
さあ、私達も夏の課題を頑張ろう。
今日は、「洗面所」
今まで自分の持ち物を把握する作業が中心だった。
いよいよ、家族共有の場所にも進出してみよう。
ただし、始める前に1つだけ大切な事を守って欲しい。
それは、「家族の物には手を付けず、そこに感情も持たないようにする」こと。
家族共有の場所は、公的なスペースだ。
今まで暗黙の了解のもと、いろんな物が置かれているはず。
不要な物に見える物でも、置いた家族の誰かにとって、それは必要なもの。
たとえ埃をかぶってずっとその場所に置かれていたとしても、処分したり感情を抱いてはいけない。
真夏の5分片付けは、自分の持ち物の把握と心の準備。
人の物に使っている時間はない。
家族の所有物や持ち物を見つけても、今回は断腸の思いでスルーして欲しい。
さあ、洗面所に移動して、少し作業をしてみよう。
洗面所は、毎日何度も使う場所。
掃除をしているのが自分なら、どんな状態であるかは分かっているはず。
毎日掃除を欠かさない人でも、洗面所収納をこまめに片付けている人は少ないかもしれない。
完璧に整って収納が完成された洗面所でないのなら、絶対改善の余地はある。
と、言っても「わずか5分」
短い時間を有効に使おう。
今日も捨てたり、減らしたりする必要はない。
ただひたすらに、その場所と向き合う。
最初に、すべての収納の扉を開けてみる。
扉収納、引き出し、棚に置いてあるバスケット、などなど。
その「ありのまま」の収納状態を見て、何を感じるだろう。
感じた正直な気持ちを、忘れないでほしい。
次に、そのありのままの状態の中に、自分の物を見つけてみる。
どの場所に、自分しか使わない物が、どんな状態で置いてあるのか?
分散されている?
きちっと整理されている?
もしかしたら、引き出し開けて、見るも無惨で嫌になるかもしれない。
家族の物と混在しすぎていて、自分の物だけを見つけにくいかもしれない。
この時点で、家族の物と自分の物がきちんとエリア分けされていて、7割程度の収納に落ちついているなら、たぶん急いで改善する必要はないと思う。
しかし、収納を全部開けて、自分の持ち物があちこちに点在していたり、ぎゅうぎゅう詰めになっていたら、改善必要のサインだ。
扉を全部開けて、見えた光景は、どうだろう?
どんな気持ちや感情が思い浮かぶだろう?
自分の持ち物の位置を確認できたら、それを目に焼き付けながら、1つづつ扉や引き出しを元に戻していく。
何も片付けていない。
そう、これも片付け。
人の目に触れるバックや靴や洋服は、ある意味で「表の自分」
でも、洗面所に収納されているものは、「裏の自分」
家族以外が目にすることの無い場所に、意外といろんな物が隠れている。
それは、物だけではなく、いろんな気持ちも見え隠れ。
隠しているつもりはなくても、洗面所の収納にはそういう物を入れて忘れがち。
目に付いたいろいろな物。
もう使っていないヘアケア用品、
いつか使おうと取ってある試供品やサンプル、
分離しかけたマニキュアや、中途半端に残ってそのままになっている美容液、
何本もあるヘアブラシや、前回いつ使ったのか思い出せないヘアゴムやピン。
上に列挙したのは、昨年の私の実例だ。
今は、何も捨てたり減らしたりしなくていい。
夏の片付けは、把握することが一番効果的。
すぐにでも物を捨てたり掃除をしたくなるかもしれない。
でも、汗だくで急に掃除をしても、継続性の面から考えると得策ではない。
この5分は、心にその「気持ちと光景」を焼き付ける時間。
隠していた物を見つけてしまえば、それは後に繋がる。
片付けたい衝動は抑えて、収納の扉を一つずつ元に戻していこう。
今の自分は、その扉の後ろ側に隠れている。
逃げないから大丈夫。
秋以降、じっくり対峙していこう。
来年の夏は、きっと違う洗面所になっている。
そのためにも、今日はじっくり5分、洗面所で「裏の自分」を探してみよう。