2月に入った途端に、時間は駆け足で過ぎていく。2月は「28日しかない」と無意識に思っているせいだろうか。
街やお店はバレンタインカラー、1月とは違う空気感だ。
そして、2月が過ぎれば、春を迎える準備が始まる。
春は、「別れ」と「出会い」の時でもある。
受験・就職・卒業・転勤、、みんないろんな別れと出会いを経験する。
特に大きな行事がない年でも、生活が切り替わる時だ。
まだ寒いけれど春のワードローブについて考え始めたら、ふと「3年後と5年後のワードローブ」について想像してみたくなった。
「3年後のワードローブ」は生活の変化と一緒に変わっていく。不要になるアイテム、必要になるアイテムとは?
今持っている洋服・靴・バックなどワードローブのアイテムは、「現在の暮らし」に適したもの、使用頻度が高いスタイル。
でも、考えてみた。
3年後の暮らしはどうなっているだろう?
我が家の場合、、、
息子が大学生になっている。母親として3年後の生活は、長く長く続いた学校行事やPTA関係にも参加する必要はなくなっているだろう。
今まであまりそんな事を考えた事はなかった。
そうか、もう学校に行く必要はないんだ、、。
つまり、3年後のワードローブに学校行事用の洋服は必要なくなる。
学校行事用のアイテムは、仕事兼用にしていた部分も多かったが、全てを兼ねていた訳ではないから、少ない持ち点数の中にもそれなりの数を占めていた。
3年後は、日常着と仕事着がメインで、何かの時に困らない「きちんと系スーツ」を幾つか持っていれば良いことになる。
さらに、もしその時までに勤務の仕事を辞めていたら、仕事着という分類さえ必要なくなる。
1番コンパクトな場合で、日常着+スーツ数着+礼服
これだけで想定できる暮らしのシーンは全て賄えてしまう。
具体的に3年後のワードローブを想像してみると、
例えば、
・日常着⇒季節ごとに3セットずつ(上下で合計24枚)
・スーツ⇒春秋冬で3セット(上下+ブラウス等で合計9枚)
・コート⇒トレンチ、ウール、ダウン 合計3枚
・靴⇒オールシーズン用3足+夏2足(合計5足+礼服用1足)
【トータル 洋服36、靴6】
(日常着)
以前2セットにしてみたことがあるが気分が変わらずつまらなかったため現在も3セットで回している。だから3年後でも数は今と同じだろう。
(スーツ)
何かの時に役立つアイテムだと実感している。年相応のデザインで上下を別々にコーディネイトできるセットアップスーツはいろんな場面で役に立つ。
セットアップスーツをカジュアルダウンする事は簡単だが、逆は難しい。カジュアルな洋服をフォーマルに着こなすには技量が必要。ファッション苦手の私では能力不足だとこの数年で何度も思う機会があった。
だから、全体の数は減らしても、何かの時に役立つスーツは季節に合わせて持っていたい。真夏は必要ないと思うので春秋冬で3セット。春用と秋用は兼ねられそうに思うけれど、季節に馴染む色合いと素材は違う。
(コート)
厳選していけば(買い換えていく予定)3枚にできるかも。
トレンチを春と秋に、ウールとダウンは冬用に。
今週、風が強く寒い日にトレンチの女性を見かけたが、寒そうに見えた。やはり真冬はウール地など質感や手触りが暖かさを誘う素材が私は好きだと思ったから。
(靴)
学校行事用に持っているヒール高めのパンプスは必要なくなるだろう。
何かの時にスーツに合わせられる靴を黒とベージュを1足ずつ持っていれば事足りる。
そんな「3年後のワードローブ」を想像することは、意外と楽しかった。
更にいい気分になって、5年後のワードローブも想像してみた。
5年後、、
我が家は息子が社会人になる頃だ。
教育費という大きな支出も終わる。
その頃、夫は定年という言葉に敏感になっているだろう。
5年後の私はどんな暮らしを送っているだろうか?
残念ながら、5年後の日々は具体的に考えられなかった。あくまで想像の域を出なかった。
つまり、3年後は具体的に想像できるけれど、5年後は不確定な事が多すぎて細部を想像し難い。
5年後のワードローブ想像は保留で終わった。
3年後になれば、今から5年後は2年後になる。
そうしたら、別の想像ができるだろう。
でも、今は3年後までの想像が限界かも。
たとえ3年後までしか具体的に想像できなくても、3年後ならこんなにしっかり想像できる。
3度の春を迎えていく先の暮らしは、今考えられる暮らしとそんなに差はないかもしれない。ほんの少し先のワードローブを考えると不思議なことに、「今こうしたいと思っている自分」に出会うことができる。
3年後のワードローブは、現在思っている「理想のワードローブ」
こんな風だったら良いのに、、、
こういう風に揃えたい、、、
と思う理想がそこにある。
3年後の暮らしから想像するワードローブに、見えなかった本心がそっと隠れている。
私の本心もそこにあった。
こうやって文章に書いてみて、改めてそう感じている。
現在のワードローブを見てしっくりこない時には、「3年後のワードローブ」をまた考えてみたい。きっと何か答えが見つかるはず。
出た答えは大切に。それが理想形だから。
想像するだけで見つけられる事もある。