急な腰痛で、いろんな事が思うように出来なり困ったけれど、
不思議と焦ってイライラしたりしなかった。
何故だろう?
考えてみた。
きっと以前の私なら、
全ての事が急に回らなくなったことの方が、腰痛よりも頭が痛くなる問題に思えたはずだ。
今回イライラしなかったのは、
マイナス家事を減らす努力をしていた事が大きく影響している、と分かった。
マイナス家事を減らそうと少し前からいろいろ試みていた事をブログにもかいている。
自分では「マイナス家事を減らすこと」しかしていないと思っていたのだが、
実はそれが
「先取り家事」を生み出していた。
例えば、、
キッチンでは、ガスコンロ掃除を毎日するようになった。
全部洗って、立てかけておくだけなのだが、次に料理を始める時にとても気持ちが良いのだ。
我が家はもう築10数年のマンション、キッチン設備も古くなりつつある。
もういくら磨いてもピカピカになることはないけれど、
手をかけるか掛けないかで、見た目も大きく違う。
気持ちがいいことは、続けられた。
マイナス家事を減らしていくと、
それまで同じ時間では出来なかったことに手を付けられる。
冷蔵庫も同じ。
毎週末の家事に組み込めるようになり、気持ちに負担なくキレイな状態を維持できるようになってきていた。
冷蔵庫も毎朝最初に開けた時に、整った状態を眺めるのは本当に気持ちが良い。
毎朝5時起きのお弁当作りには、気持ちの切り替えも大切なのだ。
そうやって、
以前は何となく後でまとめてしていた掃除も、
マイナス家事を減らそうと思考錯誤していたら、毎日の家事にすんなり溶け込むようになっていた。
だから、
腰の痛みで数日間料理が出来なかった間も、
まあ仕方ないか、と思えたようだ。
マイナス家事を減らす事とは、
人によって違う認識になるかもしれないが、
一つ先の仕事に少しでも今現在に手を付けておくこと、だと思う。
夜寝る前の僅かな時間に絞って実行してみただけだ。
ほんの数分。
気になること全部はできない。
寝る前は本当に眠いから、無理はせず、疲れている時はやらなかった。
やったかやらないか、翌朝その差が大きく分かる。
だから、やった時のメリットはとても大きく感じられるのだ。
そんなことを繰り返していたら、いつの間にか、マイナス家事を減らす事が先取り家事へと繋がっていた。
この事も新しく分かって嬉しかったこと。
腰は痛いし動きは上手く取れないながらも、日々の積み重ねの大切さと改善がもたらしてくれるプラス面を知ることができた。
やっと昨日から普通に家事が出来るようになってきた。
大仕事は出来ないけれど、マイナス家事を減らす事なら続けられる。
明日の家事を少しでもラクできるよう、工夫する事を考える時間も今は楽しい。