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粗大ごみ収集日まで3週間待つ間、リビングに置いた収納ケースを毎日見て思ったこと

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10月の連休で出た大きな処分品は、収納ケース4個。

ユニット式の収納ボックスで、引き出しと扉が付いていて、組合せも自由、キャスターをどの段にもセットでき、パーツも全て洗えるという簡易家具的なもの。

息子が1才の時に、専用の洋服入れとおもちゃ入れとして買った。

6個買ったら1個おまけがついてきて、合計7個。

 

子供の成長と共に、そのボックスは使われなくなり、押入れやクローゼット内の収納棚に変化していた。

もともと、そういう予定で買ったのだ。

子供の成長は早いし、当時住んでいた住まいには収納が少なくいろいろ悩んで、引っ越した後もインできる収納棚として使える物を選んで買ったのだ。

現在のマンションに引越してからは、押入れとクローゼットで使っていた。

 

ここまでは想定通りだった。

しかし、新しい住まいの収納には適していなかった。

 

大きな枠(押入れなど)の入れてしまえば、収納ボックスは小さい枠となり、存在感を消してしまう。

存在感が消えると、「使いにくい」「不便」という感覚も薄れてしまう。

 

今回の片付けで、4個の収納ボックスが不要になった。

大きな枠から抜いてみると、小さいと思っていた枠は、意外に大きな空間を占領していた事が分かった。

本来、無くても良かったのだ。

大きな枠があるから、小さい枠で仕切れば使いやすくなる!という思い込みが、10年以上この収納ボックスを停滞させてしまった原因。

 

なんとなく分かってはいたけれど、実際全部出してみて明確に分かったこと。

ずっと抱えていたモヤモヤがスッキリした瞬間でもあった。

 

片付けの翌日、役所に粗大ゴミの申し込みをした。

最短で、回収日は3週間後。

その間の仮置き場は、リビング。

 

4段重ねると、キャスター台なしで、高さは130センチ。

けっこうな圧迫感。

毎日、嫌でも目に入る。

最初は、早く回収日が来ないかな、、と思っていた。

 

途中、息子の鼻炎がひどくなり、このボックスの臭いでくしゃみが出ると言われた。

これは、ホコリの臭い。

ホコリはしっかり水拭きしたけれど、長年しみついた臭いは取れない。

 

嫌な事ばかりではない。

小さかった頃の息子の日常を思い出したりもした。

 

そうして、3週間が経過して、今週無事に粗大ゴミとして回収された。

壊れてはいないが、引き出しや扉の部分にキシミや歪みがあり、買取に出したり誰かに使ってもらえたらとは思わなかった。

御縁があって我が家にやってきた7個の収納ボックス。

そのうちの4個+2個のキャスター台を粗大ゴミに。

粗大ゴミ回収費用は、税込1296円

 

仮置き場になっていたリビングは、元の状態に戻った。

リビングが急に広くなったように思えた。

 

いろんな事を考えさせてもらった3週間。

粗大ゴミの費用は、今回の勉強代だ。

 

残った3つの収納ボックスは、

2つはクローゼットで夫のワイシャツ入れとして、もう1つは押入れで防災用品入れとして現在も使っている。

また、きっと見直しの時が来るだろう。

その時に、またじっくり向き合うことになる。

 

本当に、片付けは繰り返し。

繰り返すことが、肝心なのだ。

物と気持ちと向き合う作業は、奥深い。

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