50代、やらなきゃならないことが多すぎて、もうどこから手をつけていいのか分からなくなる。
家のこと・仕事のこと、期限がないものこそ優先順位も付けにくい。
貯まって重なったあれやこれと一緒に、ため息の数まで無限に増えていく。
そんな時は、もう腹を括ってやり始めるしかない。
どこから手をつけていいかもう判断できなくなっているのなら思い切って「古いもの」から1つづつ潰してみる。
「古いもの」から消していくことには大きなメリットが3個ある。
1番目のメリットは、
「もうそれ以上古いものは残っていない」という安心感をすぐ感じることができること。
2番目のメリットは、
「手をつける順番」をもう考えなくて済むこと。
3番目のメリットは、
順番に消していくことの気持ちよさを感じつつ、残っていることの総量を把握できるようになること。
残って貯まっているあれこれは、たぶん期限のないものがほとんど。
でもそのあれこれを「不要」と思わず残してあるなら、それはきっと「大切なこと」
期限がないけれど、とても大切なこと。
それなら一番古いもだって、大切なことには変わりない。
一番古いもの、どんな小さなことでもいい。残してしまっていることはどんなことだろう?
小さなことでもいい。ずっと「やらなきゃ」と心のどこかにいつも引っかかっていたことを1つ消してみる。
1つ消えたら、それ以上もう古い「あれこれ」は残っていない。
あとは順番に、何も考えず古いものから潰していくだけ。
それ以上古いものが残っていないと分かるだけで、心の曇りは少しずつ途切れていく。
もうそれ以上古いものがないことが分かったことで、得られる安心感はクセになる。
もうそれ以上古いものがないことが分かると、残っていることの「総量」を掴みやすくさせてくれる。
50代、心を重くしているあれこれがたくさんあるから分かるはず。
残してある一番古いものは、きっととても大切なこと。
大切なことを永遠に残してはおけない。
いつまでも今日と同じ明日が続く保証はないことを、50代のあなたが一番知っている。