梅雨が明けた。
本格的な夏の始まりだ。
昨日は、夏のキッチン掃除に着手。
「年末と夏」に2回、キッチンの棚や引き出しを全部出して丁寧掃除している。
あえてその時期を決めた訳ではないのだが、何となくやらねばならぬと思う時が、たまたま年末と夏なのだ。
我が家は、マンションのシステムキッチン。
約4畳の狭いその場所にも、扉や引き出しが沢山ある。
扉は9個
スライド式の引き出しは11個
床下収納が1個
さすがに全部を一気にやるのは無理。
全ての物を出して引き出しも拭き掃除するには、気力が必要だ。
先日の冷蔵庫掃除と同様に、何回かに分けている。
1回目はスライド引き出し
大小様々な大きさの引き出しは、11個といえど侮ってはいけない。
全ての物を出して掃除するというのは、骨の折れる作業。
出したものを収納する前に取捨選択をするのも目的だ。
毎日使うキッチン用品なら、判断に迷わない。
掃除して片付けるだけ。
でも、使用頻度の低い物を入れている引き出しもある。
実はそこが厄介なのだ。
使用頻度が低い物には2つの意味がある。
一つは、季節限定で使うようなもの。
もう一つは、使わないのに処分保留にし続けているもの。
今まで沢山のキッチン用品を買い、沢山処分してきた。
だから、棚や引き出しは一時期に比べたら格段余裕がある。
でも、まだ数ヶ所に、判断できず、そのまま「処分保留」にしている物が息を潜めている。
お約束通り、今回も引き出し2ヶ所から沢山出てきた物がある。
それは、、、
空き瓶
スパイスを統一の瓶に入れ替える為に買った小さめの瓶10個と、コーヒー専門店で買った100gの珈琲豆が入る縦長の瓶2個。
合計12個あった。
小さい瓶は、実際使ったのは数個だけで、結局、その瓶に、入れるほど多めのスパイスを買っても使い切れない事が後になって分かったもの。
珈琲豆の瓶は、以前使っていたが、重くてだんだん使わなくなり、容器を軽い物に変えた後は全く使っていない。
その瓶たちが、引き出し奥にいた。
自分で片付けたのだから、忘れてはいなかったが、
この半年、その存在を思い出す事もなかった。
どちらも、今の私には必要なさそうだ。
あっけなく「処分決定」
ゴミ箱に運ぶ時、その重さと多さに改めて驚いた。
「置いてある」のと「持ってみる」のでは質量感が全然違う。
こんなに重いものを、私は引き出しにしまって保留にしていたのだ。
瓶の重みを感じながら、それを痛感した。
汗だくになりながら2時間、キッチンの引き出しと向き合った。
終わった時は、汗ビッショリ。
シャワーを浴び、着替えて冷たい飲み物を飲み、
夕方そのまま和室でうたた寝してしまった。
とても気持ち良かった。
夏の掃除は大変だけど、この終わった後の爽快感がたまらない。
まだ夏のキッチン掃除は、三分の一しか済んでいないが、
今朝、朝食を作る時、
引き出しを開けた瞬間のスッキリ感、思わず嬉しくなった。
また年末に、同じ引き出しの掃除をする。
その時に、
きっとまた保留品と向き合う事になるだろう。
現段階で自分では「保留品と思っていないもの」が、次には明らかな不用品になっている。
おもしろい。
そして、今回の掃除の成果はもう一つある。
引き出しが一つ空になったこと
これは、私の片付けを始めてからの目標でもあった。
しばらくこのままにしておく予定だ。
何も入っていない引き出しは、美しい。
その美しさに気づけるようになって良かった。
空の引き出し。
しばらく眺めていよう。
これも、自分へのご褒美になる。